開催概要

研修名

日本ケアレク研修大会2024

日時

【福岡会場】2024年8月23日(金)18:30~20:00

【福岡会場】2024年8月24日(土)9:45~16:30

【東京会場】2024年9月6日(金)18:30~20:00

【東京会場】2024年9月7日(土)9:45~16:30

【大阪会場】2024年9月13日(金)18:30~20:00

【大阪会場】2024年9月14日(土)9:45~16:30

会場

【福岡会場】リファレンス駅東ビル(福岡県福岡市博多区博多駅東1-16-14)

【東京会場】リファレンス西新宿大京ビル(東京都新宿区西新宿7-21-3 西新宿大京ビル2階)

【大阪会場】新大阪丸ビル新館(大阪府大阪市東淀川区東中島-18-27)

参加費

[1日目]3,000円(税・資料代込み)

[2日目]7,000円(税・資料代込み)

講師

[1日目]小川 真弘 氏(株式会社QOLサービス 教育事業部/介護福祉士/介護支援専門員)ほか

[2日目]寺井 達也 氏(高齢期リハ研究会 代表/作業療法士)

[2日目]浅野 有子 氏(一般社団法人あっとほーむいなしき 代表理事/デイサービス太陽と鳩たち 機能訓練指導員/生活相談員)

[2日目]香月 真 氏(特別養護老人ホームなごみの里 リハビリ課主任/Roren 主宰/作業療法士)

[2日目]直井 誠 氏(和が家カンパニーズ株式会社 代表/介護福祉士/介護支援専門員)

[2日目]末藤 浩平 氏(株式会社奏恵詩 代表/管理栄養士)

[2日目]武井 圭佑 氏(管理栄養士/栄養経営士)

[2日目]野田 和美 氏(NPO法人日本介護福祉教育研修機構 認定講師/理学療法士)

その他

・2日目のプログラムは自由に選択いただけます

・2日間連続参加の方にはNPO法人日本介護福祉教育研修機構認定の「ケアレクマイスター」の認定証を発行いたします

研修内容

座学と実技の【体験価値】の創出がスキルアップとサービスの質向上につながる

介護現場でレクリエーションのイメージとして、「レク=集団ゲーム」「レク=集団で楽しまないといけない」「レク=プログラムの一環」を想像される方が多いのではないでしょうか。

本来、介護場面におけるレクリエーション(以下、ケアレク)とは、介護を必要とする人が一人の人間として、その人らしい楽しく充実した豊かな生活や人生を再創造(リ・クリエイト)するための基本的な考え方であり、単に集団ゲームやイベント行事、ぬり絵や脳トレの支援だけをしていればよいというものではありません。

その人一人ひとりの自発的・創造的な様々な余暇の活動であり、趣味活動やスポーツ、芸術、学習、テレビ鑑賞、昼寝などさまざまな活動を含みます。

私たちは、「食事」「入浴」「排泄」「移動」のためにだけに生きているのではありません。

上記のADL(日常生活動作)は生活をする上での目的を達成するための手段です。

私たちはその先の趣味活動や楽しみ活動のために生きています。

もちろん介護は生活を支援するサービスなのでADLの介助も大切です。

それ以上に私たち生活期を支える介護職の醍醐味は、目の前のご利用者の「楽しみ活動」や「生きがい」を支援・創造できることだと思います。

本研修では、介護場面における日常生活のさまざまな活動にレクの視点からアクセントをつけることで、介護現場で行っているプログラムがご利用者一人ひとりの生活に意味ある目的的な活動となる支援方法を実際に参加体験いただきます。

レク(楽しみ活動)を日常化すると共に、日常の様々な活動のレク化(楽しみ活動化)の創出を体験価値として持ち帰っていただくことで、スキルアップと翌日からの現場サービスの質向上につなげていただきます。

下記のようなお悩みを抱えている方はぜひご参加ください。

1日目タイムスケジュール
※予定している講師・内容は変更になる場合がございます

[福岡]8月23日(金)18:30~20:00[東京]9月6日(金)18:30~20:00[大阪]9月13日(金)18:30~20:00
もうレクに悩まない!振り回されない!ケアレクに必要な視点

講師:小川 真弘氏(株式会社QOLサービス 教育事業部/介護福祉士/介護支援専門員)

【内容】

介護もレクも「生活を豊かにする」という同じ目的を持った対人サービスであり、レク・アクティビティはケアの一部です。ただ単に楽しんでもらうだけではなく、ケアとしてのレク知識・技術を身につけることで、日常生活のさまざまな場面や活動にレクの視点で味付けをすることができるのではないでしょうか。本講座では日常生活動作を支援するだけでなく、より重要な活動である「人生の楽しみ活動」が創出でき、生きがいづくりやQOL向上の支援につながる発想の転換をさまざまな手段を使ってお伝えいたします。

・なぜ介護現場でレクを提供するのか

・マンネリが起こっているのは誰?

・表現のバリエーション

・全国各地のさまざまな活動

・強みを生かす

・今までに企画や運営で関わってきた過去の研修・セミナー・学会で得た知識を参加者の方に還元

・Q&A形式でたくさんの手段を持ち帰る ほか

2日目タイムスケジュール
※各時間帯・各会場の講座に自由に参加いただけます
※予定している講師・内容は変更になる場合がございます

【A会場】分科会(1) [福岡]8月24日(土)9:45~11:15[東京]9月7日(土)9:45~11:15[大阪]9月14日(土)9:45~11:15
要介護者向け個別機能訓練につながる生活機能向上レク
心身機能・活動・参加を向上させるプログラムを中心として

講師:寺井 達也氏(高齢期リハケア研究会 代表/作業療法士)

【内容】

ご利用者が日常生活を営み続けるためには、ご利用者の生活状況をきちんと把握し、日常生活における生活機能を高めるケアや活動が必要です。生活の一部であるレクや活動を通して残存機能を高め、日常生活行為の維持・向上、あるいは健康・幸福につながるアプローチ方法を学びます。

・ケア・レクの基礎

・作業療法士が提案する視点を変えたケア・レク~さぁ視点を変えよう!~

・生活リハビリから視るレクリエーションの位置づけ

・高齢者心理のとらえかたを学ぼう

・高齢者の意欲

・ケア、レクの目的は?

・マンパワーが少なくてもレクはできる

【B会場】分科会(2) [福岡]8月24日(土)9:45~11:15[東京]9月7日(土)9:45~11:15[大阪]9月14日(土)9:45~11:15
フロアで人手が足りない時に
集団で効率的に取り組め効果を出せるレク・アクティビティ

[福岡・大阪]講師:野田 和美氏(NPO法人日本介護福祉教育研修機構 認定講師/理学療法士)

[東京]講師:浅野 有子氏(一般社団法人あっとほーむいなしき 代表理事/デイサービス太陽と鳩たち 機能訓練指導員/生活相談員)

【内容】

目の前のご利用者はどんなことに喜びを感じ、何をすることが好きで、何をしているときに幸せを感じている(いた)のでしょうか?「レクをしなきゃ」とレクをすることに目を向けすぎていませんか?人手が足りない時こそ、その場しのぎのレクではなく、目的を持ち、効果が出せ、目の前のご利用者の価値観に沿った活動を行いましょう。

【福岡・大阪会場】

・レクやアクティビティに取り組む前に必要なこと

・パーソナルシートを使ってご利用者を知り、情報を整理する

・グルーピングとリスクマネジメント

・身体機能だけでなく相性、役割分担を考えたグルーピング

・事故のリスク、他者トラブルのリスクを低減し承認しあえるグルーピング

・効果を出すための工夫(効果の可視化と数値化できるレク・アクティビティ)

・机上・座位、個人・集団、下肢・上肢…組み合わせを変えたレク・アクティビティ

・組み合わせやパターンを考えてレク・アクティビティをクリエイト!ほか

【東京会場】

・人にゆとりのない現場・フロアでスタッフに負担なく効果的に提供できる「課題」「機能別」の自立支援のリハレクの工夫と実践

・通所サービス対象者の「疾患別」「介護度別」「ニーズ別」の機能向上の課題

・「脳血管疾患」「骨関節疾患」「心疾患」「糖尿病・高血圧・腎疾患」「認知症疾患」

・個別通所計画・機能向上計画・リハ計画の表現のコツ

・体を動かすための基礎知識、解剖学や運動学!利用者編の説明力を高めよう

・認知症の作業療法から学ぼう!アセスメントとプログラム・効果的なアクティビティケア

【A会場】分科会(3) [福岡]8月24日(土)11:30~13:00[東京]9月7日(土)11:30~13:00[大阪]9月14日(土)11:30~13:00
要支援者向け生活機能向上につながるケアレク
ADL・IADLを向上させるプログラムを中心として

講師:寺井 達也氏(高齢期リハケア研究会 代表/作業療法士)

【内容】

ご利用者の生活を充実させるためには、ADL・IADLの向上には利用者が意欲的に取り組めるプログラムを考えるのもケアの1つです。生活の中にレク感覚で継続してもらうためのリハビリケアの視点を学びましょう。

・ケア・レクの実践

・作業療法士が考えた新しい視点のケア・レク

・生活の中のレクリエーションを分析してみよう

・ケア、レクを生活へ、その具体的テクニック

・レクリエーションのシミュレーション

・地域とつながる活動、参加アプローチの一例をやってみよう!ほか

【B会場】分科会(4) [福岡]8月24日(土)11:30~13:00[東京]9月7日(土)11:30~13:00[大阪]9月14日(土)11:30~13:00
楽しく取り組める!
歩行・バランス・生活行為向上に必要な機能を向上させる自己トレーニング、集団リハビリ、リハビリテーションレクの実践

[福岡・大阪]講師:野田 和美氏(NPO法人日本介護福祉教育研修機構 認定講師/理学療法士)

[東京]講師:浅野 有子氏(一般社団法人あっとほーむいなしき 代表理事/デイサービス太陽と鳩たち 機能訓練指導員/生活相談員)

【内容】

レクやアクティビティにはご利用者の眠っている潜在能力を呼び起こしたり、新たな一面を発掘したりできる素晴らしいツールです。レクやアクティビティのバリエーションやパターン、ルールや方法をクリエイトすることで、ご利用者の小さな変化を成果として出せ、ご利用者とともに喜びあえる機能向上レクをお伝えいたします。

【福岡・大阪会場】

・リスクばかりを恐れるな!転倒リスクを伴うバランス訓練をレクに盛り込むためには

・バランススケールを用いた傾向と対策

・歩行能力ごとのレク・アクティビティの提供

・「独歩」「杖」「歩行器」使用など歩行能力によってステップアップ

・歩行に必要な要素と効果を高めるポイント

・歩行のどの部分が苦手なのかを見極め、レク・アクティビティに盛り込む

・安全に配慮した環境設定

・レク・アクティビティ中に転倒、ヒヤリハットしないための環境の工夫ほか

【東京会場】

・本人が主体的に取り組み効果を上げる練習

・上肢、下肢体幹可動性、筋力、バランス、歩行、心肺機能強化など

・生活に直結する機能練習

・横歩き、後ろ歩き、腸腰筋トレーニング、段差へのアプローチ、またぎ越しなど

・楽しく本人が取り組める練習のコツ

・足指練習、ステップダンス、パーキンソン練習など

・認知機能強化のリハレク、感覚運動練習、認知練習、記憶の賦活、生き生きアドレナリンなど

・その他、参加者の皆さまが希望する機能強化へのヒント

【A会場】分科会(5) [福岡]8月24日(土)14:00~15:30[東京]9月7日(土)14:00~15:30[大阪]9月14日(土)14:00~15:30
認知症の方が継続して取り組むことができるレク・アクティビティ

[福岡]講師:香月 真氏(特別養護老人ホームなごみの里 リハビリ課主任/Roren 主宰/作業療法士)

[東京・大阪]講師:直井 誠氏(和が家カンパニーズ株式会社 代表/介護福祉士/介護支援専門員)

【内容】

レクリエーション=ゲームやカラオケ、集団での制作活動になっていませんか?また、職員主導によるレクリエーションやアクティビティの提供で、気が付けば頑張っているのは職員ばかり…そんな状況に陥っていませんか?日々の活動の中で頭を悩ます「レクの時間」。私たちが支援したいことや見たい景色は、ご利用者が主体的に活き活きと活動される姿ではないでしょうか?ハレの日のエンタメ的なレクも必要ですが、大切なのはケともいえる日々の生活を支援していくレクやアクティビティ。レクリエーションの選定、実施にあたっての注意点や工夫、観察すべきポイント、アクティビティから社会参加へと繋げる取り組みを実践とともにお伝えします。

【福岡会場】

・ナラティブアプローチと活動の選定

・主体性を引き出す関わり方

・高齢者の心理状態と特性を活かす方法

・趣味活動を社会と繋ぐ

・地域アセスメントや集団アセスメント

・社会参加の実践事例と考え方

・社会参加のハブとなる事業所運営

【東京・大阪会場】

・和が家グループでの認知症の方向けの生活リハビリについて

・和が家グループの認知症ケアと地域づくりの考え方

・生活リハビリと社会参加をする上での考え方と実践について

・具体的な生活リハビリや社会参加事例を画像と動画で解説

・料理、畑、掃除、日誌、バザー、学校や地域との協働作業、お店、ボランティア 等々

・どうやったら自社施設で導入できるかを考える

【A会場】分科会(6) [福岡]8月24日(土)14:00~15:30[東京]9月7日(土)14:00~15:30[大阪]9月14日(土)14:00~15:30
口腔機能改善・栄養改善につながるレク

[福岡・大阪]講師:末藤 浩平氏(株式会社奏恵詩 代表/管理栄養士)

[東京]講師:武井 圭佑氏(管理栄養士/栄養経営士)

【内容】

介護現場での口腔機能向上や栄養改善について、大事なことは分かってはいるけど、どんなことから取り組めば良いのか分からない方のために、口腔・栄養の基本的な内容からレクリエーションの中で落とし込める事例や、レクをきっかけに事業所・施設としてどのような発信をしてご利用者の行動変容を促せるかをお伝えいたします。一緒に考え、意見を交わしながらともに学びましょう!!

【福岡・大阪会場】

・口腔機能向上と栄養改善の重要性

・口腔と全身の健康状態との関連性

・口腔機能低下と栄養不良のリスクと影響

・高齢者における適切な口腔ケアと栄養摂取の意義・必要性

・レクリエーション活動が栄養改善と口腔機能向上に与える効果

・実践的なアプローチの提案と現場への展開とアイデア共有

・口腔、栄養に関する介護現場でのレクリエーション活動の展開方法

・参加者とのアイデア共有の時間など

【東京会場】

・高齢者の「食」「栄養」に関する困りごと解決として管理栄養士の働き方を知る

・栄養ケアマネジメントだけではない!!管理栄養士と介護現場のレクリエーションの関わり

・重度者対応や看取り期でも口腔・栄養をケアレクに落とし込める

・栄養ケアの重要性

・高齢者の誤嚥性肺炎と摂食・嚥下

・デイで実施するレク(パタカラ体操、舌圧訓練、唾液腺マッサージ)を摂食・嚥下リハビリプログラムに変える

・料理療法の良さと五感を使った食事時間のレクリエーション展開

【参加者交流】[福岡]8月24日(土)15:40~16:30[東京]9月7日(土)15:40~16:30[大阪]9月14日(土)15:40~16:30
[しゃべり場(参加自由)]
楽しさ+自立・自律・重度化防止=生きがいづくり

日頃の現場実践で経験していることや研修で学んだことを自分の言葉で人に発信することや人の言葉を収集することで、より理解が深まります。この「しゃべり場」では参加者と講師がしゃべり、情報交換することで、つながり、より翌日からの現場実践に取り組みやすくなります。

寺井 達也 (てらい たつや)

・高齢期リハケア研究会 代表

・作業療法士

・生活リハビリプランナー

・AMPS認定評価者

・ケアストレスカウンセラー

京都府出身。
2006年に作業療法士免許を取得後、介護保険サービスのリハビリテーション業務に従事。通所介護事業所の管理者や訪問リハビリテーションの役職などを経験し、現在は「生活リハビリ」「生活期リハビリ」のフリー講師。大津市行政・企業主催の講座や個人セミナーを開催。また高齢者施設で音楽ボランティアも行っている。高齢者リハビリテーションの主な内容が「機能訓練」「歩行練習」であることに長年疑問に思う。作業療法理論や心理学を学んでいくうちに介護保険サービスに従事する職種問わず「作業療法」の知識が広まれば高齢者ケア・リハビリが充実すると確信する。2021年に直腸がんと診断され、身体障害4級(人工肛門)となる。療養休職中に生活リハビリの著書を二冊出版する。そのうちの「認知行動ケア―高齢者の心理・生活からケアをひもとく」は「作業療法」「介護」「心理学」をミックスした新しい視点の「生活リハビリ」の考え方、実践方法を掲載している。2023年5月に資格「生活リハビリプランナー」を創設(商標登録申請中)。2023年11月にがん局所再発。現在、化学療法を受けながらも「生活リハビリ」を広める活動をしている。

【修了】
・Social Occupational Therapist養成講座(大阪河崎リハビリテーション大学大学院主催)
・認知作業療法advanced course
・滋賀県地域リハビリテーション人材育成研修

【講師業の方針】
「日中座っているだけの無為に過ごす高齢者をひとりでも少なくする」
「生活は人を健康・幸福にする。その具体的な生活リハビリの考え方、方法をひろめる」

【講師歴など】
2021年10月~
直腸がんと診断、休職
2022年2月
『要介護でも健康に暮らす方法』出版
2022年5月~2023年4月
・『認知行動ケア-高齢者の生活と心理からひもとくケア方法』出版
・認知行動ケア研修開始(大津市・京都市・尾道市などで開催)
・1年間で約100名の研修参加
・大津市主催の高齢者向け出前講座講師担当(大津市各地)開始
・企業への講義開始
2023年5月~
・資格『生活リハビリプランナー』創設
・生活リハビリプランナー養成講座開始
・大津市・京都市・四日市・岐阜・姫路・オンラインで開催)
・大津市リハビリサポーター会議ワーキンググループメンバー
2023年11月~
・「がん」局所再発 化学療法開始
・休薬中を中心にオンラインを中心に活動
・講師業2年で約60件の講義を実施

浅野 有子 (あさの ゆうこ)

・非営利一般社団法人あっとほーむいなしき 代表理事

・デイサービス太陽と鳩たち 生活相談員/機能訓練指導員

・作業療法士

・主任介護支援専門員

・社団法人茨城県介護支援専門員協会 副会長

・社団法人茨城県医師会地域包括ケア推進センター 推進員

福岡県生まれ熊本県育ち。
私は九州の出身で、新潟県の国立犀潟療養所付属のリハビリテーション専門学校作業療法学科を卒業後、埼玉県にて5か所の身体障がいのリハビリテーション専門病院で作業療法診療科を開設しました。
地域リハビリテーションに興味を持ち、埼玉県富士見市・吉川町保健センターに非常勤勤務。東京都社会福祉法人浴風会第二南陽園非常勤勤務中に認知症専門ケアを学びました。
その後茨城県へ転居、精神障碍者の授産施設・援護寮の立ち上げに勤務し、土浦市の神立病院では老健・訪問リハの開設にも携わりました。
2000年の介護保険制度の発足とともに介護支援専門員資格取得しまして、茨城県介護支援専門員協会の副会長を15年務めております。作業療法士として認定作業療法士資格を取得し、主任介護支援専門員として地域づくりに関わってきました。その後、老健のリハビリテーションの体系化や生活行為向上リハビリテーションの制度化に関り、2018年に自宅の築100年の農家を改修し、リハビリ・生活機能向上・認知症予防に特化した通所介護(デイサービス)“太陽と鳩たち”を開設しました。日本一結果の出るリハビリ、日本一健康で美味しい食事を目指して 日々チームで悩みなが、努力前進しています。

[プロフィール]
1959年 福岡県田川市生まれ。
1982年 新潟県犀潟リハビリテーション学院作業療法学科卒業。草津栗生楽生園勤務を経て埼玉県にて4ヶ所の身障病院にて開設勤務
1989年 社福法人恵和社会復帰センター開設勤務。精神障害者授産、援護寮の訓練・指導・援助。
1993年 医療法人青洲会神立病院勤務。作業療法部門開設・リハセンター・老健『さくら』・デイケアセンター・訪問リハ部門開設。
2000年 介護老人保健施設涼風苑に勤務。茨城県ケアマネジャー実務・専門研修指導者、明野町、土浦市、龍ヶ崎市の介護予防活動に従事
2017年 稲敷市にて非営利一般社団法人を設立。地域サポート資源を模索中。

[メッセージ]
参加を検討される皆さまは、各地域のデイサービス、デイケアの現場で慌ただしさと時代の変遷、制度の改変にご苦労されている仲間の皆様かと思います。

・課題別集団機能訓練を提供し、加算に見合うような支援をと奮闘されている方
・機能訓練担当で安全に効果的なリハビリテーションレクを探しておられる方。
・認知症に対応する機能維持や脳トレ課題をお探しの方
・利用者に満足いただけて、担当ケアマネジャーさんに説明できる活動をと悩む方
・通所事業所での働き甲斐、自分の効力感を高めたいと願う方

に何か元気の出るヒントや実践的な技術を提供できるように準備しております。一緒に体も心も動かしながら スキルアップしましょう。同じ悩みの仲間たちとの出逢いや意見交換もリアル・参集研修の魅力ですよ。ご参加お待ちしております。

香月 真 (かつき まこと)

・特別養護老人ホームなごみの里 リハビリ課主任

・Roren 主宰

・作業療法士

福岡県出身。
福岡出身。2004年よりデイサービスで作業療法士として勤務。福岡市外や福岡市中心部、周辺地域のデイに勤務し、リハビリテーションを行いながら地域性や家族関係など高齢者を取り巻く環境を肌で感じ、高齢者が持つ可能性と環境から受ける影響を目の当たりにする。2015年、都市部に住む当デイサービス利用者の多くが、こども世代と同居する事で活動が制限されていること、それによって役割や生きがいの喪失を招き主体的な人生の目標が持てずにいる状況を改善する為に、それぞれが人生で培ったものをモノやコトづくりにして自宅とデイ以外の社会と繋げるRoren【老練】という活動を開始。現在は、在宅で出来たことを施設サービスでも実践出来るよう特別養護老人ホームのリハビリ部門に所属しながらも変わらずRorenの活動を続けている。以下Rorenの活動記録。

[2015年]
・福岡市のアンティーク家具店で展示会を開催
[2016年]
・福岡市のアンティーク家具店、北九州のギャラリーにて展示会を開催
・リハケア学会発表
・西日本新聞掲載
[2017年]
・福岡県作業療法学会で展示、講義
・福岡市のアンティーク家具店での展示&作り手によるワークショップ開催
・北九州市のギャラリーで展示会開催
・西日本新聞掲載
・TV取材
[2018年]
・福岡市のアンティーク家具店、北九州市のギャラリーで展示会開催
・TV取材
[2019年]
・大分県日田市ギャラリーにて展示会開催
・無印良品での展示会開催
・ファッションショーへの出品協力
・福岡市カフェにて作り手によるワークショップ
[2020年]
・朗読舞台への協力
・柳川市ギャラリーにて展示会開催
・作業療法 福岡特集記事
[2021年]
・北九州市ギャラリーにて展示会開催
・北九州市 北九州未来創造芸術祭「ART for SDGs」対談
・福岡市認知症ライフサポートワーカー研修
[2022年]
・福岡県作業療法学会対談
・太宰府市ギャラリーにて展示会開催
・北九州市ギャラリーにて展示会開催

直井 誠 (なおい まこと)

・和が家カンパニーズ株式会社 代表取締役

・介護福祉士

・介護支援専門員

埼玉県在住。
現在、主に認知症を対象とした古民家デイ2か所、商業施設内で予防事業のショッピングリハビリデイ、くらしとシゴトバデイを運営し、代表、管理者、生活相談員として日々奮闘している。また、地域活動で認知症啓蒙活動を頻繁に行っており、昭和の古民家ならではの独自の実践を地域に、専門職に、講演、セミナー、オレンジカフェなどを通じて伝え、地域を巻き込んだ事業を推進している。「社会性・関係性の回復により、生きる活力を取り戻し、在宅生活をいつまでも続けられるようになること」がモットー。

【農家古民家ケア】
→農家の家をリノベーションし、庭と畑に囲まれた農家的古民家デイ。生活×社会性×人間らしさを回復し、みんなで「仲間」づくりを行い、みんなの居場所を作っていきます。アルツハイマー型認知症や廃用症候群などの方にも適している環境です。

【買い物&社会参加リハビリケア】
→買物難民の高齢者、脳卒中や高次機能障害後の生活リハビリにも適してます。買物リハビリのみならず、認知機能の維持改善、引き籠り解消等目指します。買物の次のステップで外出&旅行リハもやってます。

【地域をまるごと多世代共生ケア】
→駄菓子屋や地域の茶の間がついた共生の居場所。地域のお仕事、食事の支度、大工仕事、庭仕事、自分らしく生きるシゴトとくらしをみんなで実践。その人らしさの発見と地域多世代交流を目指す場です。

末藤 浩平 (すえとう こうへい)

・株式会社奏恵詩 代表

・管理栄養士

大阪府出身。
大学卒業後、管理栄養士の資格を取得し2008年特別養護老人ホームでの施設管理栄養士として勤務。入居者を中心とした栄養管理を行いながら介護職員と共に利用者様への栄養アプローチを協働。併設のデイサービス利用者様との関わりや、地域包括支援センターからの依頼で地域の高齢者への健康教室、委託配食の配達フォローなどを経て在宅高齢者に関わる栄養管理についての想いが強くなり転職を決意。2013年株式会社はーと&はあとライフサポートへ入職し、デイサービスはーと&はあとの生活相談員兼管理栄養士という立場で在宅高齢者への栄養管理、相談業務を中心に従事。全国的にも珍しく介護職を中心としながらも看護師、管理栄養士、理学療法士、歯科衛生士等専門職を多く配置し、「口から食べることをあきらめない」をテーマに多職種が関わることにより感動体験の実現といきがいづくりの支援ができるデイサービスを目指し管理者を経て在宅配食部門も兼任のマネージャーとして約10年間従事。2024年4月に前職の経験を活かし株式会社奏恵詩を設立。介護職を中心とした配置のみでも職員・利用者様がともに学びを通して栄養、口腔、機能訓練の必要性と行動変容を促すことができるデイサービス設立準備中(2024年8月オープン予定)。

武井 圭佑 (たけい けいすけ)

・社会福祉法人三幸福祉会特別養護老人ホーム癒しの里南千住 管理栄養士

・栄養経営士

埼玉県出身。
2019年に人間総合科学大学健康栄養学科卒業後に有料老人ホームでの介護職・栄養職から人間総合科学大学健康栄養学科の助手を経て、現在の社会福祉法人三幸福祉会特別養護老人ホーム癒しの里南千住の管理栄養士として就任。ご入居者の栄養ケアマネジメントをはじめ、新規研究分野である介護老人福祉施設における看取りケアの研究についても取り組んでいる。また、栄養経営士の資格も取得、リスクマネジメント、コンプライアンス、人材育成など多岐にわたる知識を発揮し施設運営に携わる。現在、癒しの里南千住は日本健康・栄養システム学会より「臨床栄養師研修施設」認定されている。

【法人外の業務】
東京都栄養士会の福祉事業部運営役員として、通所サービスの栄養アセスメント加算、栄養改善加算業務や講師業を担う。
日本医歯薬研修協会の管理栄養士国試対策部の講師として模擬試験の作問・解説書執筆や大学出張業も行う。

【研究分野】
・看取り期における摂食機能レベルと食事形態に関する検討(2024年度学会発表予定)
A study on the level of eating function and eating patterns in the end-of-life care period
・介護老人福祉施設における看取り期の食事支援・栄養ケアの実態把握(2023年度学会発表済/2024年度学会発表予定)
・特別養護老人ホームにおける看護師・介護福祉士の看取り期の栄養ケアに関する認識と栄養リスクカンファレンス実施過程の課題(研究中)

【所属】
・日本栄養士会
・日本栄養改善学会
・日本摂食・嚥下リハビリテーション学会
・日本健康・栄養システム学会
・日本栄養経営実践協会

野田 和美 (のだ かずみ)

・NPO法人日本介護福祉教育研修機構

・総合介護施設ありがとうリハビリ部門 総責任者

・理学療法士

・介護福祉士

・介護支援専門員

・認知症ケア専門士

広島県出身。
阪奈中央リハビリテーション専門学校卒業。卒業後、祐生会みどりヶ丘病院に理学療法士として入職。7年間の勤務の後、退職し株式会社QOLサービスに入社。多機能リハビリセンターありがとうに配属される。現在は、法人におけるリハビリ部門の総責任者としてマネジメント・臨床現場でのリハビリ職の2足のわらじでよりよい生活期リハビリテーションのあり方を模索している。職員教育・家族支援、地域支援活動としてケア・リハビリの知識と技術を職員・家族・地域に提供している。研修講師多数。

小川 真弘 (おがわ まさひろ)

・株式会社QOLサービス 教育事業部

・介護福祉士

・介護支援専門員

・社会福祉主事

・相談支援専門員

岡山県出身。
尾道大学を卒業後、兵庫県内のトータルホームメンテナンスの会社に就職。住宅改修(リフォーム)の顧客情報管理を行う中で、高齢者を食い物にする「悪徳リフォーム」の会社が蔓延る業界に嫌悪を感じ退職し地元に戻る。2005年12月に株式会社QOLサービスに入社。全国各地の介護・医療・福祉従事者の方向けに各種研修・学会などを企画。約19年の研修等で出会った全国各地で活躍する講師200名以上、介護・医療・福祉従事者延べ10万3,000人。企画する研修は机上の空論ではない現場実践に役立つと参加者からは好評を得ている。今回の研修では今まで一緒に仕事をさせていただいた講師陣から学んだ知財を参加者の方に余すところなくお伝えいたします。

会場アクセス

【福岡会場】

リファレンス駅東ビル

〒812-0013
福岡県福岡市博多区博多駅東1-16-14
JR「博多駅」筑紫口より徒歩4分

【東京会場】

リファレンス西新宿大京ビル

〒160-0023
東京都新宿区西新宿7-21-3西新宿大京ビル2階
JR新宿駅西口より徒歩8分

【大阪会場】

新大阪丸ビル新館

〒533-0033
大阪府大阪市東淀川区東中島1-18-27
JR「新大阪駅東口」より徒歩2分

前回参加者の声(一部)

他事業所などのレクなどの内容を知ることができ参考になりました

季節にちなんだレクや回想法を生かした体操などが生かせそうです

色々と教えていただいたレクはもちろんですが、ちょっとした工夫や考えで今までのレクにも生かせると思いました

利用者さんが主体的に動けるような工夫(環境づくり)をできることから始めたいと思います

リハ職としてその人に合ったグルーピング、レクを楽しく行いたいと思います

リハ職と介護職の役割分担と情報の共有をすること

レクリエーションを実践することで楽しみながら学べました

石田先生の講習を受けて心が軽くなりました

身近なものを使ってプラス1できることなど大変参考になりました

他施設での活動の情報が聞けて良かったです

参加にあたっての注意事項

・お申し込み時点で参加したい分科会が決まっていれば、同じ時間帯の分科会のどちらかを選択してください。

・参加分科会の変更や当日の講義中の会場移動は自由にしていただけます。

・体調不良の方は出席できません。

・お申し込み後のご案内は「メール」「郵送」「FAX」いずれかの方法にてお送りいたします。

・お申し込み後、1週間を経過しても入金案内が届かない場合は、事務局までご連絡ください。

・参加費の納付を持って正式申し込みとなります。

・天災、主催者都合で中止となる場合は全額ご返金いたします。

・ご入金後のお客様都合での参加費の返金はいたしかねますが、参加者の変更は可能です。

・席順は研修当日の着席順となります。

・お申し込み時にいただいた情報は、当会の管理・運営のみに使用いたします。

その他の研修紹介

リハ強化
ケアレク
本当の自立支援
グループホーム見学会
A1見学会
スタッフマネジメント
セミナー動画配信
ケアマネオンラインセミナー
【オンライン】環境づくり
【オンライン】リハビリ90講座
大会DVD
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日本ケアレク研修会2024

なぜ介護現場のスタッフはレクに困るのか?

【本研修に関するお問い合せ】

日本通所ケア研究会事務局/NPO法人日本介護福祉教育研修機構

〒721-0902
広島県福山市春日町浦上1205株式会社QOLサービス内
TEL:084-971-6686 / FAX:084-948-0641