私たちは、通所系サービスを中心に介護・看護に携わる方のワンランク上のスキルアップをお手伝いいたします

snsやYouTubeでも情報配信中
facebook
twitter
insta
youtube
メール会員登録

【基準・算定要件Q&A】入浴介助加算のおさらい

2021.12.15

入浴介助加算は、令和3年度介護報酬改定で自立支援の入浴介助を評価する(Ⅱ)が新設されました。

(Ⅱ)の算定に当たっては、居宅を訪問した上で入浴環境や動作を確認・評価し、それに基づいて自立支援の環境設定や介助方法などを決定する必要があります。


■入浴介助加算

・入浴介助加算(Ⅰ)…40単位/1日につき

・入浴介助加算(Ⅱ)…55単位/1日につき

※通所リハは60単位


<算定する際のチェックポイント>

(Ⅰ)の場合

・観察を含む介助を行っているか(声かけや気分の確認などを行う。直接身体に触れない場合も観察に含む)

・入浴を行わなかった日に算定していないか

(Ⅱ)の場合

・(Ⅰ)の要件を満たしているか

・医師・理学療法士などが居宅訪問を行い、入浴環境や入浴動作を確認しているか

・居宅を訪問した者と情報共有をしているか(居宅を訪問した者が事業所の従業者以外の者であった場合、書面などで十分な情報共有をしているか)

・居宅を訪問した者の判断に基づき、必要に応じて福祉用具専門相談員などと連携し、福祉用具貸与などの助言をしているか

・個別の入浴計画を作成しているか

・計画に基づき、個浴や居宅に近い環境で入浴介助をしているか

・利用者が自宅で自立もしくは介助で入浴ができるよう、必要な介護技術の習得に努めているか


<事業所の浴室が大浴槽の場合も算定可能>

この加算は、個浴や居宅に近い環境で入浴介助を行うことが求められており、事業所の浴室が大浴槽の場合でも、可動式の手すりを用意して居宅の手すりの位置に合わせて設置する、浴槽内台やすのこなどで浴槽の深さや高さを居宅の浴槽に合わせるなどにより、居宅の浴室に近い環境が再現できていれば差し支えないとされています。


<居宅に浴室がない場合などの取り扱い>

居宅を訪問して環境などを確認することになっていますが、利用者の居宅に浴室がない場合やなども、必要な手順を満たすことで(Ⅱ)の算定は可能です。

例えば、自宅に浴室がない場合、環境や動作の確認は通所介護事業所の浴室で行うことなどが可能です。


<算定に必要な実施項目>

以下の(a)~(c)の項目を実施することが必要です。

(a)

医師、理学療法士、作業療法士、介護福祉士、介護支援専門員等(利用者の動作及び浴室の環境の評価を行うことができる福祉用具専門相談員、機能訓練指導員を含む。)が利用者の居宅を訪問(個別機能訓練加算を取得するにあたっての訪問等を含む。)し、利用者の状態をふまえ、浴室における当該利用者の動作及び浴室の環境を評価する。

その際、当該利用者の居宅を訪問し評価した者が、入浴に係る適切な介護技術に基づいて、利用者の動作を踏まえ、利用者自身で又は家族・訪問介護員等の介助により入浴を行うことが可能であると判断した場合、指定通所介護事業所に対しその旨情報共有する。

また、当該利用者の居宅を訪問し評価した者が、指定通所介護事業所の従業者以外の者である場合は、書面等を活用し、十分な情報共有を行うよう留意すること。

(※)当該利用者の居宅を訪問し評価した者が、入浴に係る適切な介護技術に基づいて、利用者の動作を踏まえ、利用者自身で又は家族・訪問介護員等の介助により入浴を行うことが難しいと判断した場合は、指定居宅介護支援事業所の介護支援専門員又は指定福祉用具貸与事業所若しくは指定特定福祉用具販売事業所の福祉用具専門相談員と連携し、利用者及び当該利用者を担当する介護支援専門員等に対し、福祉用具の貸与若しくは購入又は住宅改修等の浴室の環境整備に係る助言を行う。


(b)

指定通所介護事業所の機能訓練指導員等が共同して、利用者の居宅を訪問し評価した者との連携の下で、当該利用者の身体の状況や訪問により把握した利用者の居宅の浴室の環境等を踏まえた個別の入浴計画を作成する。

なお、個別の入浴計画に相当する内容を通所介護計画の中に記載する場合は、その記載をもって個別の入浴計画の作成に代えることができるものとする。


(c)

(b)の入浴計画に基づき、個浴その他の利用者の居宅の状況に近い環境にて、入浴介助を行う。

なお、この場合の「個浴その他の利用者の居宅の状況に近い環境」とは、手すりなど入浴に要する福祉用具等を活用し利用者の居宅の浴室の環境を個別に模したものとして差し支えない。

また、入浴介助を行う際は、関係計画等の達成状況や利用者の状態をふまえて、自身で又は家族・訪問介護員等の介助によって入浴することができるようになるよう、必要な介護技術の習得に努め、これを用いて行われるものであること。

なお、必要な介護技術の習得にあたっては、既存の研修等を参考にすること。


【情報提供元】

デイの管理者&リーダー「だよりね」

https://tool.daybook.jp/

基準・算定要件・Q&A(別冊付き)

https://dayshop.biz/item/detail/2245.html


【学ぶ】

■好事例に学ぶ!!じりつ支援と認知症ケア【現場スタッフのスキルアップセミナー】

https://tsuusho.com/social_participation_activities

■期間限定!録画視聴【会場参加+オンライン参加】第19回日本通所ケア研究大会(合同開催)第16回認知症ケア研修会in福山

https://tsuusho.com/conference/

■デイで働く機能訓練指導員のためのリハビリ・機能訓練スキルアップオンライン講座

https://www.tsuusho.com/lp_functionaltraining

■新年度制度改定対応!令和3年特別!デイの基準と指導・監査対応

https://tsuusho.com/limited_edition/

■新報酬対応! 令和3年度からの通所介護計画書・個別機能訓練計画書などの書類総合セミナー

https://tsuusho.com/limited_edition/

■デイ加算算定のための評価・書類・記録・プログラム

https://tsuusho.com/limited_edition/

■新入浴介助加算の書類・プログラム総合

https://tsuusho.com/limited_edition/

■令和3年デイ運営

https://tsuusho.com/limited_edition/

おススメのサイト一覧

ケアカルテ
NDソフト
プラス
帳速

学べる研修一覧

ほんとうの自立支援ってなに
要支援者・予防事業への対応と生活機能向上グループ活動加算算定セミナー
通所リハ運営向上セミナー
認知症の方の転倒予防セミナー
ケアマネオンラインセミナー
【オンライン】環境づくり
【オンライン】リハビリ90講座
大会DVD
ページトップ ▲