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認知症の現状と課題

2023.03.10

増え続ける認知症患者

2012年時点で認知症の人の数は約462万人、軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)の人の数は約400万人と推計されており、合わせると65歳以上高齢者の約4人に1人が認知症の人又はその予備軍とも言われていました。

2012年時点の各年齢層の認知症有病率のままで推移したと仮定した場合、2025年時点の国内認知症患者は675万人となり、認知症発症のリスクファクターの一つである糖尿病の有病率などが上がり、認知症の有病率もそれに引きずられて上昇すると仮定した場合は730万人と推計されています。

この中には若年性認知症は含まれておらず、2025年の65歳以上の高齢者数推計は3657万人となり、大まかにいって高齢者の5~6人に1人が認知症患者という計算になります。

このように、認知症はだれもがなりうるものであり、家族や身近な人が認知症になることなどを含め、多くの人にとって身近なものとなっています。

介護現場には、認知症に対する理解を深め、本人を尊重したかかわりが求められます。


認知症は脳の機能が障害されて起こる症状

認知症は脳の病気です。

脳の神経細胞が何らかの原因によって破壊され、それに伴って心身機能が正常に機能しなくなり、日常生活や社会生活にさまざまな困難が生じます。

認知症の主な症状として、加齢による自然なもの以上に顕著に現れる「もの忘れ」がありますが、これは脳の神経細胞が破壊されて起こる「中核症状」の一つであると考えられています。

一方、暴言や暴力、徘徊などのいわゆる「周辺症状(BPSD)」は、中核症状の発生によって本人が不安や焦りなどを感じたり、自分なりに修正を試みた結果生じる言動であるといわれています。

認知症の初期段階では脳の障害された部分とそうでない部分が混在し、「何かがおかしい」と自分で気付く人も少なくありません。

中核症状によって「できていたことができなくなる」「覚えられない」「分からない」という漠然とした不安が残り、その人の性格傾向とも合わさって抑うつ状態、不眠症、言動が攻撃的になるなどさまざまな形で周辺症状(BPSD)が出現するのです。


■認知症の中核症状と周辺症状

中核症状

・もの忘れ(記憶障害)

・日時や場所、人が分からなくなる(見当識障害)

・失語、失認、失行

・目標を立て、計画的に動くことが難しくなる(実行機能障害) など


周辺症状

・意欲、関心、自発性の低下

・抑うつ状態

・食事や服薬、その他介助の拒否

・幻視、幻聴、妄想

・暴言、暴力、不穏、せん妄

・徘徊 など



【情報提供元】

認知症ケア各種療法

https://dayshop.biz/item/detail/2174.html


【学ぶ】

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