開催概要

研修名

実践!認知症ケア研修会2025

日時

【東京会場】2025年2月23日(日)9:30~16:45

【大阪会場】2025年3月9日(日)9:30~16:45

【福岡会場】2025年3月16日(日)9:30~16:45

会場

【東京会場】リファレンス西新宿大京ビル(東京都新宿区西新宿7丁目21−3)

【大阪会場】新大阪丸ビル別館(大阪府大阪市東淀川区東中島1丁目18−22)

【福岡会場】博多バスターミナル貸ホール(福岡県福岡市博多区博多駅中央街2-1 9F)

参加費

[1講座]3,500円(税・資料代込み)[全4講座]10,000円(税・資料代込み)

講師

・渡辺 哲弘 氏(株式会社きらめき介護塾 代表取締役/認知症介護指導者)

・鈴木 望 氏(社会福祉法人元気村グループ 運営支援本部 サブマネージャー/きらめき認知症トレーナー)

・椎名 淳一 氏(9612G Project代表/認知症介護指導者)

・上村 尚之 氏(社会福祉法人白寿会 常務理事/福岡県認知症介護指導者会 執行部)

・妹尾 弘幸 氏(日本通所ケア研究会 会長/総合介護施設ありがとうグループ 総施設長)

その他

・認知症ケア専門士単位認定講座申請中
・オンラインでの配信は現在予定しておりません。会場参加をいただいた方だけの特典をご用意しております

研修内容

認知症ご利用者の自立した日常生活を出来るだけ長く保つための関わり方の再考

認知症のご利用者が自立した日常生活を長く継続していただくために、私たちに求められる関わり方は、現状のケアに満足しそのケアを続けていくだけでよいのでしょうか。生活機能が徐々に低下していくご利用者にとって、ケアスタッフの適切なサポートや関わり方によって、認知症の症状進行を緩やかにし生活機能の維持に繋がります。また、認知症のご利用者が失いかけていた自信や意欲の向上から自己効力感が維持され、生活における自立心が高まり、ご利用者にとって大きな尊厳の維持につながります。そのために私たちは、ご利用者が自立した生活を営むための支援がより効果的に行えるよう日々のケアを振り返り再考していく必要性がるのではないでしょうか。

本研修会では、4つのテーマから認知症ご利用者への日々の関わり方を再考することで、翌日からの現場ケアがより質の高いケアを提供するための下地を醸成していただきます。

タイムスケジュール
※予定している内容は変更になる場合がございます

講座【1】[東京]2月23日(日)9:30~10:45[大阪]3月9日(日)9:30~10:45[福岡]3月16日(日)9:30~10:45
介護現場で働くスタッフのための認知症ケアの基本
認知症の正しい理解と関わりが出来てますか

[東京会場]講師:鈴木 望 氏(社会福祉法人元気村グループ 運営支援本部 サブマネージャー/きらめき認知症トレーナー)

[大阪・福岡会場]講師:渡辺 哲弘 氏(株式会社きらめき介護塾 代表取締役/認知症介護指導者)

認知症の理解を深めつつ、「目の前の人は今、どんな気持ちでその瞬間、どんなことを考え、行動しているの?」といった、「人」の気持ちに焦点をあてながら認知症ケアの基本をしっかり落とし込んでいただきます。専門用語を覚えることももちろん大事ですが、明日 から現場で活かせる考え方を一緒に学んでいきます。

【内容】

・“介護職に必要な能力”って!?~心身の状況に応じたケアの実践~

・“寄り添う”って!?~私達はいったい何をしたらいいの?~

・“記憶障害”って!?~認知症の進行度合いによって異なる特徴を理解しよう!~

・“脳の仕組み”パート(1)~ふだん私達は、どんな風に考え、行動しているのか~

・“脳の仕組み”パート(2)~その不可解な行動は、すべて脳の中で起こっている!~

・“どうして拒否するの?怒り出すの?”~良かれと思ってやっているケアが上手くいかない理由を探る~

講座【2】[東京]2月23日(日)10:55~12:10[大阪]3月9日(日)10:55~12:10[福岡]3月16日(日)10:55~12:10
認知症の人への伴走支援
認知症の人が認知症の人を支える「ピアサポート」での活躍の場づくり

講師:現在調整中

認知症になっても希望を持って⽇常⽣活を過ごせる社会を⽬指し、認知症の⼈や家族の視点を重視しながら「共⽣」と「予防」を⾞の両輪とした施策が現在、推進されています。今までの「本人不在、意見の反映がない、支援する側の視点中心」から「本人参画、意見を反映、本人の視点重視」の支援が今求められています。認知症になった本⼈の声に⽿を澄ませ、仲間づくりや安心して話ができる環境づくりに向けた取り組みとはどんなものなのか。認知症の本⼈のチカラを活かした取り組みについて学びます。

【内容】

【ランチョンセミナー】[東京]2月23日(日)12:20~13:05[大阪]3月9日(日)12:20~13:05[福岡]3月16日(日)12:20~13:05
[参加自由]総合的認知症ケアの理解

講師:妹尾 弘幸 氏(日本通所ケア研究会 会長/総合介護施設ありがとうグループ 総施設長)

理解しにくいといわれる認知症ケアについて、総合的にわかりやすく解説します。

【内容】

・今さら聞けない認知症の基礎

・具体的ケアからヒントを学ぶ

・明日から使える認知症ケア

・ご利用者へのアプローチ事例 ほか

【みんなで情報交換】[東京]2月23日(日)13:10~13:50[大阪]3月9日(日)13:10~13:50[福岡]3月16日(日)13:10~13:50
[参加自由]今わたしが感じている認知症ケアの現場での困りごと
【内容】

認知症ケアの現場で働く多くの方が共通して抱えている困りごととして「コミュニケーションの難しさ」「行動の理解と対応の難しさ」「家族との関係・期待のズレ」「スタッフ間の連携」「業務の多忙さとバーンアウトのリスク」「知識不足と教育の必要性」を感じられています。この情報交換会では他事業所の方と情報交換をしていただくことで、日々のケアの悩みを共有し意見交換をすることで、自分たちのケアを再確認していただきます。また研修終了後も情報交換ができるきっかけづくりとしてもご活用ください。

講座【3】[東京]2月23日(日)14:00~15:15[大阪]3月9日(日)14:00~15:15[福岡]3月16日(日)14:00~15:15
間違いだらけの認知症ケア!
認知症の人を不安・不穏にさせないコミュニケーション技術

講師:椎名 淳一 氏(9612G Project代表/認知症介護指導者)

認知症の人の不安や不穏な気持ちを軽減し、安心して過ごせる環境(物的環境・人的環境)をつくれていますか。認知症の人の反応を観察しながら、心地よく感じてもらえ、不安・不穏にさせない、少しの工夫で大きな効果を得られるコミュニケーションの取り方について、介護現場での「あるある事例」を基に学びます。

【内容】

・認知症の人がなぜズレた行動や言動をしてしまうのか?

・認知機能障害(中核症状)との関連を考える

・認知症の人への介護職員のケアがズレた対応(一見いつも通りだが、声掛けが伝わらない、不安で混乱!ケアをしようとしてさらに興奮!、普段は行動的だが、最近ボーっとしている)

・どうやってコミュニケーションを取ればいいか

・認知機能障害(中核症状)に応じた関わり方

・「注意障害」「失認・実行機能障害」「記憶障害」「見当識障害」を理解した対応方法 など

講座【4】[東京]2月23日(日)15:30~16:45[大阪]3月9日(日)15:30~16:45[福岡]3月16日(日)15:30~16:45
事例から具体的ケアの支援方法が分かる!
介護現場で「困難事例」とされる認知症利用者への介護場面の対応から
その時困ったのは「誰」なのか?

[福岡会場]講師:上村 尚之 氏(社会福祉法人白寿会 常務理事/福岡県認知症介護指導者会 執行部)

【内容】

正解がない認知症ケアだからこそ、認知症ケアを行っていく中で、不安に思うこと、ケアの方法など、どのように対応したら良いかわからないことが起こっているのではないでしょうか。しかし、その場しのぎの対処ケアだけだと解決していきません。本講座では、事例を活用しながら学ぶことで、認知症ケアの一つの方法、ヒントとして、今後のケアの参考として引き出しを増やしていきます。

・認知症ケアの目的

・専門職の評価的な理解から分析的・共感的理解へ思考が変わることで、認知症高齢者の捉え方が変わる

・「なぜ、入浴を嫌がるのか?」

・中核症状の影響とBPSDの症状に整理しながら支援方法を検討する

・専門職の認知症に関する理解不足

・拒否や抵抗の多くは「認知症だから仕方がない」という偏見や諦めの対応が原因

講師

渡辺 哲弘 (わたなべ てつひろ)

・株式会社きらめき介護塾 代表取締役

・認知症介護指導者

・社会福祉士

・介護福祉士

・介護支援専門員

・日本福祉大学 社会福祉総合研修センター 兼任講師

愛知県出身。信州大学教育学部を卒業後、滋賀県の障害者施設・高齢者施設などの介護現場で20年間勤め、2014年に認知症ケアの研修講師として独立。現在は、介護事業所や病院での専門職向けの研修や公民館、学校等での地域住民向けの講演会など、日本・ハワイ・中国にて年間で約300回の研修・講演を実施している。その他の活動として、一般社団法人を立ち上げ「1日でも早く、一人でも多く、全国に伝えたい」を理念に、【認知症の基本】を職場や地域で分かりやすく伝えられる専門職の養成を実施している。

鈴木 望 (すずき のぞみ)

・社会福祉法人元気村グループ 運営支援本部 サブマネージャー

・きらめき認知症トレーナー

老人保健施設と特別養護老人ホームで介護職、相談員、管理職を15年経験。2015年からは、施設での業務と並行して法人本部のキャリアパス研修講師を兼務するようになり、同じ時期に、きらめき認知症トレーナーとしてセミナーや研修など、認知症について伝える活動をプライベートで続けてきた。2019年からグループ本部へ異動となり、現在はグループの人財育成担当として、全国のグループ施設の研修講師や、キャリアパス研修、新人育成制度ほか育成制度の構築などのプロジェクトを担っている。

椎名 淳一 (しいな じゅんいち)

・9612G Project 代表

・認知症介護指導者

・介護福祉士

・介護支援専門員

・千葉県認知症介護指導者ネットワークbeingちば代表世話人

・being関東ブロック世話人

・一般社団法人全国認知症介護指導者ネットワーク 理事

・習志野市キャラバンメイト

・自然観察指導員

千葉県出身。契約スノーボードライダーを引退後、自分にしかできない専門的な仕事を探すうちに、得意なコミュニケーションを活かすことや日本の重要課題であるという社会性に惹かれて介護の仕事を選ぶ。
21年前に現在の職場である介護老人保健施設ケアセンター習志野に入職。
認知症専門棟管理者10年、支援相談員3年、デイケア管理者3年、一般療養棟5年、その他法人内関東各地域への出向も経験し、現在は介護老人保健施設ケアセンター習志野にて介護管理職として勤務。
以前、自身が管理する部署の離職が多く、人材育成・認知症ケアの指導に課題を抱えたため、2016年に認知症介護指導者養成研修を受講。その後、千葉県認知症介護指導者として活動している。
千葉県の認知症法定研修運営・講師、他法人の人材育成研修講師などを担当している。

[活動]
【1】千葉県介護福祉士会常任理事として4期目。現在も介護福祉士の社会的認知・後進の育成に力を入れて活動している。イベントの運営、認知症研修講師・実習指導者養成研修講師、その他講演など行っている。
【2】地域では認知症キャラバンメイトとして地域の認知症の人への支援を行う。習志野市認知症メモリーウォーク、地域の高齢者向け講座、小学生・中学生向けの認知症サポーター養成講座開催などの活動を行っている。
【3】日本自然保護協会認定自然観察指導員として活動を行っており、「認知症の人へのアセスメント視点」「チームの関わり方」などを自然の中で学ぶ研修などを企画運営・講師している。
【4】有志団体「9612G Project」代表として対人援助職向けの自然観察会「KAIGO+CAMP」を開催している。

[執筆]
・おはよう21にて「認知症ケア」「リーダー育成」について執筆(令和3年より執筆。令和7年7月号掲載・9月号掲載、2023年認知症ケア増刊号執筆)
・認知症介護実践研修テキスト(実践者編)第10章2節執筆(2022年)
・認知症の人に寄り添う・伝わる言葉かけ&接し方(共著:2024年)

上村 尚之 (かみむら なおゆき)

・社会福祉法人白寿会 常務理事

・特別養護老人ホーム白川園 副施設長

・福岡県認知症介護指導者会 執行部

・苅田町認知症地域支援推進員会 会長

[経歴]
・福岡県立小竹高等技術専門学校校介護科非常勤講師(平成31年度~現在)
・認知症キャラバンステップアップ指導者養成講座研修修了(平成28年度)
・認知症介護指導者養成研修修了(平成27年度)
・認知症地域支援推進委員研修修了(平成28年~現在)
・1市2町介護保険審査委員会 委員(平成30年度~現在)
・行橋・京都医療介護連携多職種運営会議推進委員(平成26年~現在)

[専門分野]
・エビデンスに基づく認知症介護の実践
・認知症を発症しても自分らしく地域で暮らしていくために(地域包括ケア)

[活動内容]
認知症を発症しても、地域で安心して住み続けることのできる環境を目指して、地域住民や専門職に向けて研修会の企画・運営を行っています。また、町内のオレンジコーディネーターとして、認知症地域支援推進会を立ち上げ、認知症啓発に取り組んでいます。

[メッセージ]
「最後まで自分のことは自分で決めたい」この想いを実現させる為にどうすればいいのだろうか?と日々葛藤しております。認知症を発症しても幸せに暮らすために専門職として、当事者の声(気持ち)に耳を傾け、認知症の症状を理解し、安心できる環境を一緒に創っていくことが大切だと考えています。私の実践報告を交えながら参加者の皆さんと認知症ケアの在り方を考える機会にしていきたいと思います。

妹尾 弘幸 (せお ひろゆき)

・株式会社QOLサービス 代表取締役

・株式会社ありがとう 代表取締役

・日本通所ケア研究会 会長

・早稲田大学大学院 元非常勤講師

・月刊デイ編集長

・総合介護施設ありがとう 総施設長

・NPO法人日本介護福祉教育研修機構 理事長

・県立岡山大学大学院修了

・早稲田大学大学院修了

・大阪大学大学院中途退学

1998年に株式会社QOLサービス設立、「月刊デイ」などの出版部門、教育部門を開設。2004年に介護部門「多機能地域ケアホームありがとう」として、認知症グループホーム、年中無休の共生型デイ、訪問通所介護、ケアマネ事業所などを開設。その後、在宅復帰特化型ミドルステイ併設の児童~高齢者デイなどを多数開設。2022年には共生型訪問介護、共生型通所介護、共生型短期入所、共生型入居施設の「共生型総合リハビリケアセンターアクティブワン」を設立。実践認知症ケアなど執筆書籍多数あり。

会場アクセス

【東京会場】

リファレンス西新宿大京ビル

〒160-0023
東京都新宿区西新宿7-21-3西新宿大京ビル2階
JR新宿駅西口より徒歩8分

【大阪会場】

新大阪丸ビル別館

〒533-0033
大阪府大阪市東淀川区東中島1丁目18−22
JR新大阪駅東口より徒歩2分

【福岡会場】

博多バスターミナル貸しホール

〒812-0012
福岡県福岡市博多区博多駅中央街2-1 9F
JR博多駅より徒歩3分

参加にあたっての注意事項

・体調不良の方は出席できません。

・お申し込み後のご案内は「メール」「郵送」「FAX」いずれかの方法にてお送りいたします。

・お申し込み後、1週間を経過しても入金案内が届かない場合は、事務局までご連絡ください。

・参加費の納付を持って正式申し込みとなります。

・ご入金後のお客様都合でのキャンセルは返金いたしかねますが、参加者変更での対応や資料の送付はいたします。

・天災、主催者都合で中止となる場合は全額ご返金いたします。

・席順は研修当日の着席順となります。

・お申し込み時にいただいた情報は、当会の管理・運営のみに使用いたします。

その他の研修紹介

本当の自立支援
A1見学会
ケアレク
計画書
介護技術
管理者・リーダーのトラブルマネジメント
リハ技術
実践!認知症ケア研修会
スタッフマネジメント
セミナー動画配信
ケアマネオンラインセミナー
【オンライン】環境づくり
【オンライン】リハビリ90講座
大会DVD
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実践!認知症ケア研修会2025

翌日からの現場実践で「できる」関わり方の再考

【本研修に関するお問い合せ】

日本通所ケア研究会事務局/NPO法人日本介護福祉教育研修機構

〒721-0902
広島県福山市春日町浦上1205株式会社QOLサービス内
TEL:084-971-6686 / FAX:084-948-0641