問題職員とまでは言えないが、それに近いグレー職員にどう対応したらよいでしょうか。
グレー職員とは、例えばいつも始業ギリギリに出社する、あるいは「電車遅延」「道路が混んでいた」を理由にした遅刻が多い、業務指示には従うものの、ふて腐れた態度を取る、業務はこなしているが聞くまで連絡・報告がない、社外の人への態度が悪いため評判が悪く、社内での評判も悪い、セクハラ・パワハラ一歩手前の行動を取る、機密は明かしていないがソーシャルメディアなどで、社内の事情を掲載している、などの職員を指します。
このような職員を放置しておけば、その問題行動が改善されることなく永遠に続くことになります。それは、上司には苦痛でしょうし、同僚もそんな勤務状況で許されるのかと思い、向上心のある職員はやる気を失い、見切りを付けて転職します。
向上心のない場合は、この「グレー職員」と同じような問題行動を取るようになるでしょう。
そういったことが続けば、組織は傷つき、業務効率が落ち、事業所の継続すら危ぶまれることになります。
事業所(使用者)は、グレー職員に対し、しっかりとした対応をする必要があります。
グレー職員を類型化
グレー職員への対応を考える上で、類型化はとても大切です。なぜなら、その問題性の特徴に応じた効果的な手段を考えることが容易になるからです。
■勤怠不良型
・ギリギリに出社
・遅刻の理由は「渋滞」や「電車の遅延」
・昼休憩後、戻ってこない
・勤務中に離席し、なかなか戻ってこない
■労働能力欠如型
・態度が悪く評判が悪い
・指示には従うが、ふて腐れた態度を取る
・業務はこなすが聞くまで連絡・報告がない
■セクハラ・パワハラ型
・女性職員だけに嫌な仕事をさせ、男性職員にはさせない
・特定の部下のみ注意してほかの職員は注意しない
■私生活上の問題行動型
個人情報や機密は明かしていないがSNSに事業所内のことを書き込んでいる
※この記事は「デイの管理者&リーダー(株式会社QOLサービス発行:2019年)」より一部抜粋をしております
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