ご利用者に活動を楽しんでいただくための2つのキーワードは、「活動の選択」と「支援方法」です。
自動車に例えるなら、このキーワードは両輪です。
どちらか一方がパンクしていると自動車は走ることができません。
活動の選択において大切にすること
【1】訴えの状況に合った活動を選択する
アメリカの社会学者、チクセントミハイはフロー(流れ)の概念の中で、活動のレベルとその人の技能レベルが合致してはじめて気持ち良く楽しくなれると提唱しています。
【2】効果が期待できる活動を選択する
例えば、レクリエーションを直訳すると本来は「再創造」という意味です。
つまり、ただ集団活動やゲームを実施すればいいわけではなく、本来は+αが創り出されることが求められます。
+αを具体化したものが目的(何のために・狙い)です。
目的を達成できる活動の選択が最低限の基本です。
【3】活動の中に楽しさの要素を必ず入れる
人が楽しさを感じるのは本能です。
楽しいと感じると自分から進んでその活動を実施し、継続するようになります。
また、人を笑わせたり笑っている人を見ることも、自らが笑うのと同じ効果が得られるそうです。
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