(1)心身機能の予後予測を伝え、明確な目標設定をする
生活期においてリハ職の個別リハのみでは、利用者の心身機能の維持・向上は極めて難しく、日常的な自主トレーニングや生活習慣の見直しをする必要があります。
その際にリハ職は、「心身機能の予後予測」を利用者や家族に伝え、明確な目標設定を行い、自主トレーニングや生活習慣の改善への高いモチベーションを持っていただくことが重要です。
よって、リハ職は「予後予測」に関する能力を高めるために、心身の残存機能と回復の可能性に関する評価の研さんを怠ってはなりません。
(2)介護・介助技術の学習を怠らない
リハ職は、口腔ケア(嚥下評価)、トランスファー技術、福祉用具、排泄などの介護・介助技術のすべてに長けている人は少ないのが実情で、知識や技術の差が激しい分野です。
各職種は介護・介助技術に関するスキルを身に付けなければ、利用者や家族との連携もままならないでしょう。
(3)対人支援技術の要である信頼関係の構築に全力を尽くす
利用者・家族は、自身の身体機能や今後の生活設計に対して常に不安を抱き、孤独感を感じています。
アメリカの心理学者のロロ・メイは「不安や孤独を抜け出し、独自の世界の可能性に気付くためには、信頼できる他者に受け入れてもらうこと」と述べています。
つまり、利用者・家族が不安や孤独から抜け出すためには、リハ職が利用者・家族にとって信頼できる他者になることが必須だといえます。
信頼関係を構築するために必要な技術は【傾聴】【共感】【受容】の3つです。
【傾聴】
利用者や家族の話を聴き、相手の考えていること、感じていることを親身になって聴いているという態度を示す。
【共感】
傾聴することで感じられた利用者や家族の思考や感情を、リハ職が同じように感じ取り、フィードバックし、思考や感情の一致を図っていく。
【受容】
利用者や家族の思考や感情を受け入れ、受け止める態度を示し、利用者・家族が自身の思考や感情をリハ職が受け止めたことを認知する。
【情報提供元】
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【学ぶ】
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■介護現場で働く職員が知っておくべき高齢者の方へ必要な医療知識
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■【オンライン配信】個別機能訓練加算と入浴介助加算について
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■【オンライン配信】人材不足と職員確保・定着
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■【オンライン配信】「訪問+通所の新サービス」&「地域ケアステーション」
https://tsuusho.com/special_ondemand2
■【オンライン配信】2024年介護報酬改定の影響と対応
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