モチベーションの維持
人材確保がますます厳しくなっている介護業界。
新たな人材を確保できる求心力ある職場。
職員が辞めない働きがいのある職場は、どのようにつくっていけばいいのでしょうか。
介護事業所からの依頼で多いのが、「職員のモチベーションが上がる研修をしてほしい」ということです。
慢性的な人手不足の中で、心も身体も疲労して、元気がなくなっているからでしょう。
もちろん、根本的な原因となる人手不足の問題は改善していかなければなりませんが、一時的なカンフル剤ではなく、長期的に職員のモチベーションを維持できるアプローチについて、取り上げます。
人生の目的と目標はありますか?
モチベーションを維持するには、職員一人ひとりの人生における目的と目標を再確認することが必要です。
「人生の…」などというと大げさに聞こえるかもしれませんが、「自分が死ぬまでにやりたいことは何か?」「例えば、もし余命1年と言われたら何をするか?」ということを意識しながら日々生きていく、仕事をしていくことが、明日に向かう力になり、日々の仕事に意味を持たせ、前向きな考え方や姿勢を生むことになるのです。
人を前に進ませるためには、未来の目標、やりたいことが必要です。
これがなかったり、弱かったりすると、1日を終えることだけに意識が向き、過去に引っ張られ、前に進むことが難しくなります。
いわゆる後ろ向きな生き方になるのです。
自分がやりたいことを書き出してみよう
やりたいことを聞いているのに、やらなければいけないことを書く人が意外に多いですね。
家のローンを払い終えるとか身辺整理とか。
なぜわざわざそんな楽しくないことを思いつくのか、不思議です。
これまで何十回と研修で「自分がやりたいこと」を書いてもらいましたが、2分間ずっと書き続けられる人は少ないですね。
ほとんどの人が3つか4つで手が止まってしまうのです。
この書き出すことのできる数とモチベーションは、ほぼ比例します。
書き出せない人は、元気がない場合が多いようです。
まずは「自分が何をやりたいのか?」について考え、リストにしてみることが一番です。
2分間という短い時間の中で、「自分がやりたいこと」を書きます。
思いつくことからでいいので、想像しただけで自分がワクワクするようなやりたいことを書き出します。
そして、せっかくですから、一人でやるだけでなく、職場の仲間と一緒に、互いの目標を共有することができれば、職場の一体感をより強めることができます。
「将来、何を手に入れたいか?」「何がしたいか?」「どんな人になりたいか?」を書きます。
【例】
・家を建てたい!
・車を乗り換えたい!
・ディズニーランドに行きたい!
・アメリカに行きたい! など
【情報提供元】
月刊デイ
【学ぶ】
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