新しく入った人を育てていく。
これはどの職場にも共通するテーマだと思います。
それほど大切なことにもかかわらず、大多数の職場は、一律のマニュアルやOJTだけで終わっているようです。
それらが、きちんと機能していればまだ良いのですが、更新されていないマニュアルで、逆に不信感を与えたり、人によって指示が違って混乱を招いたりなど、うまく人が育てられているとは言い難い状況になっていませんか?
もしそうなら、シンプルかつ確実に人を成長させる仕組み「成長カード」を実践してみてください。
職員が育つ「成長カード」
(1)新人職員と教育担当の先輩職員が2人1組でチームを作ります。
(2)先輩職員は、新人さんに「どのような介護職員になってほしいのか」という観点から、目標を提案します。
(3)新人さんは、「今の自分にできる最大限のことは何か」という観点から、その目標について、達成できそうかどうかを検討します。
(4)2人で話し合いながら【目標を設定】し、名刺サイズの「成長カード」に記入します。
(5)1週間から10日間、新人さんはその目標に向かって現場で【具体的行動】を起こします。
※「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの能力は、経済産業省が提唱している社会人基礎力(職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力)なので、目標設定の際に参考にしてもらっています。
新人職員と先輩職員が共に成長する
最初のうちは、本当に簡単な目標から始まるかもしれませんが、回数を重ねていくことで、確実にレベルアップしていきます。
それは、成長を見守る先輩職員にとっても同様です。
1枚の成長カードを通じて、新人さんも先輩職員も共に成長していくのです。
そして、その成長プロセスは、目に見える形として、組織の財産となり、次に来る新人さんが目指していく、成長の道しるべにもなります。
人が育つ仕組みを、目に見える形で残していく非常にシンプルなやり方ですが、効果抜群です。
【情報提供元】
だよりね
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