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【レクや活動への不参加】BPSDのアプローチ法

2024.08.09

最近、認知症の症状が進行してきたご利用者のFさんは、レクなどの活動に参加しないことが増えてきました。

職員が声を掛けると輪には入りますが、ルールの説明後、レクが始まっても動こうとしません。


どうしてFさんはレクに参加しないことが増えてきたのでしょうか?

Fさんの本当の気持ちを考えてみましょう。


レクに取り組まない理由に着目する

ほかのご利用者がレクを始めても、Fさんは取り組もうとしません。

しかし、「職員が声を掛けると輪に入ること」に着目すると、解決のヒントが見えてきます。


「疾患」という視点

説明されたレクのルールを覚えていない

認知症の中核症状である記憶障害が原因で、職員が説明したルールを覚えておらず、どう取り組めばいいのか分からないのかもしれません。


「人」という視点

やり方が分からないので行動に移せない

言葉による説明だけではやり方が理解できず、どのように動いたらいいのか分からないため、行動に移せないのかもしれません。


ご利用者が理解しやすい方法で伝える

ルールややり方が分からず、取り組みにくいと感じているFさんの気持ちに寄り添いましょう。

ご本人がより理解しやすい方法で伝えるよう工夫することが大切です。


職員が見本を示す

職員が隣に座り、Fさんのペースに合わせてレクのやり方を示したところ、まねして参加できるようになりました。


【情報提供元】

月刊デイ

https://daybook.jp/day.html

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