見当識は、時・場所・人から構成されており、アルツハイマー型認知症になると、時(年月日→季節)→場所→人(自分→他人)の順に障害され、混乱がみられるようになります。
見当識は記憶、視覚認知などの認知機能と関係しています。
加齢に伴う見当識の機能低下はみられますが、日常生活に大きな支障は生じません。
高齢になれば道に迷いやすくなり、新しい道を覚えるのも苦手になりますが、迷っても周囲の人に聞くなどして目的地に到着できます。
一方、道に迷ってそのまま家にたどり着けない、他人の家に上がるなど、日常生活に支障を来すようになると認知症となります。
このように、見当識はいつ・どこ・だれを認識する能力です。
つまり、これが障害されることで、日常生活に支障を来すようになるだけでなく、ご本人の不安が徐々に募っていくことは容易に想像できると思います。
アルツハイマー型認知症など多くの認知症は進行性ですが、「初期段階からのご本人に対する意識付けなどの直接的なかかわり」や、「周りの環境調整で、少しでも安心して生活できるようなかかわり」が望まれます。
【見当識障害の例】
・季節に見合った服装ができなくなった
・昼寝後、朝と間違えるようになった
・外出先から帰る道が分からなくなった
・親戚や友人の名前が分からなくなってきた
【情報提供元】
■リハージュ
【学ぶ】
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■シーティング
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