サービス提供体制強化加算における介護福祉士が多い職場の評価の充実
サービス提供体制強化加算において、サービスの質の向上や職員のキャリアアップを推進する観点から、より介護福祉士割合や勤続年数の長い介護福祉士の割合が高い事業者を評価する新たな区分を設ける。訪問介護、訪問入浴介護、夜間対応型訪問介護の特定事業所加算、サービス提供体制強化加算において、勤続年数が一定以上の職員の割合を要件とする新たな区分を設ける。【告示改正】
【サービス提供体制強化加算対象サービス】
・各サービス(訪問看護及び訪問リハビリテーションを除く)について、より介護福祉士の割合が高い、又は勤続年数が10年以上の介護福祉士の割合が一定以上の事業者を評価する新たな区分を設ける。(加算Ⅰ:新たな最上位区分)
(※)施設系サービス及び介護付きホームについては、サービスの質の向上につながる取組の一つ以上の実施を算定要件として求める。
・定期巡回・随時対応型訪問介護看護、通所系サービス、短期入所系サービス、多機能系サービス、居住系サービス、施設系サービスについて、勤続年数要件について、より長い勤続年数の設定に見直すとともに、介護福祉士割合要件の下位区分、常勤職員割合要件による区分、勤続年数要件による区分を統合し、いずれかを満たすことを求める新たな区分を設定する。
(加算Ⅲ:改正前の加算Ⅰロ、加算Ⅱ、加算Ⅲ相当)
・夜間対応型訪問介護及び訪問入浴介護について、他のサービスと同様に、介護福祉士の割合に係る要件に加えて、勤続年数が一定期間以上の職員の割合に係る要件を設定し、いずれかを満たすことを求める。
(加算Ⅲ)
・訪問看護及び訪問リハビリテーションについて、現行の勤続年数要件の区分に加えて、より長い勤続年数で設定した要件による新たな区分を設ける。
(※)改正前の最上位区分である加算Ⅰイ(介護福祉士割合要件)は加算Ⅱとして設定(単位数の変更なし)。
【通所介護 サービス提供体制加算】
<現行>
・サービス提供体制加算(Ⅰ)イ:18単位/回
・サービス提供体制加算(Ⅰ)ロ:12単位/回
・サービス提供体制加算(Ⅱ):6単位/回
<改定後>
・サービス提供体制加算(Ⅰ):22単位/回
・サービス提供体制加算(Ⅱ):18単位/回
・サービス提供体制加算(Ⅲ):6単位/回
<サービス提供体制加算(Ⅰ)算定要件>
・介護職員の総数のうち、介護福祉士の占める割合が70%以上
・介護職員の総数のうち、勤続年数10年以上の介護福祉士の占める割合が25%以上
・上記のいずれかに適合すること
<サービス提供体制加算(Ⅱ)算定要件>
・介護職員の総数のうち、介護福祉士の占める割合が50%以上
<サービス提供体制加算(Ⅲ)算定要件>
・介護職員の総数のうち、介護福祉士の占める割合が40%以上
・職員の総数のうち、勤続年数7年以上の職員の割合が30%以上
【情報提供元】
■第199回介護給付費分科会
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_16033.html
【制度改正・報酬改定の最新情報を学ぶ】
■【2021年介護報酬改定・介護保険制度改正直前対応】地域包括ケア・包摂支援時代の通所系サービス生き残り戦略特別リレー講演
https://tsuusho.com/daysurvival
■実践!認知症ケア研修会2021
■事業所運営の課題解決に直結する! すぐに始める「強い組織」をつくるための立て直しセミナー
https://tsuusho.com/management2021
■新年度直前対応!デイ運営と事業展開3日間セミナー
https://tsuusho.com/management3days
■報酬改定対応!デイ加算算定のための評価・書類・記録・プログラムセミナー
■介護職・看護師・リハ職のための認知症ケア集中セミナー
https://tsuusho.com/concentrate