私たちは、通所系サービスを中心に介護・看護に携わる方のワンランク上のスキルアップをお手伝いいたします

snsやYouTubeでも情報配信中
facebook
twitter
insta
youtube
メール会員登録

すり足歩行の方向け転倒予防レク・アクティビティ

2024.08.26

すり足歩行とは、地面と足裏が接している時間が長く、足を高く上げられないまま歩くことで、わずかな段差にも足が引っ掛かってしまうため、転倒の危険が高まります。

すり足になる原因としては、


(1)重心移動ができない

(2)骨盤-体幹の動きが悪い(立ち直り反応の低下)

(3)足を上げる力の低下(腹筋、背筋の同時収縮、股関節の屈曲、足関節の背屈)


が主に考えられます。

すり足歩行の予防と改善のためには、以下の要素を知っておくとよいでしょう。


■つま先が上がらない

[対策]

・前脛骨筋(すね)の筋力低下を防ぐ

・足首を柔らかくする

[効果的な動作]

つま先の上げ下げ


■かかとが上がらない

[対策]

・下腿三頭筋(ふくらはぎ)の筋力低下を防ぐ

・足首を柔らかくする

[効果的な動作]

かかとの上げ下げ


■足が高く上がらない

[対策]

腸腰筋(腰椎と大腿骨を結ぶ深腹筋肉とも呼ばれる筋で、主に腸骨筋と大腰筋で構成)の筋力低下を防ぐ

[効果的な動作]

片足ずつ持ち上げる


■膝に違和感や痛みを感じる

[対策]

大腿四頭筋(太もも)の筋力低下を防ぐ

[効果的な動作]

片足ずつ痛くないところまで伸ばす


■バランスが取りにくい

[対策]

・足底筋や足の指が縮んだ状態になるのを防ぐ

・姿勢保持に必要な体幹(コア)の腹横筋、横隔膜、多裂筋、骨盤底筋群の筋力低下を防ぐ

[効果的な動作]

・足をほぐす

・指を広げる

・体重を右尻→左尻と移動させながら、腹筋を使って横に揺れる


ほとんどの施設がバリアフリーになっているので、利用者はついすり足歩行になってしまいます。

ところが、家に帰るとそうはいきません。

至る所に段差があります。

高齢者の転倒事故の発生場所として最も多いのは、家の中なのです。

施設内にもあえてバリアを作り、「またぐ動作」「片足で支える動作」など、自然と歩行訓練ができるようにした方がよいと思います。

特に、“ペタペタ&ズリズリ歩き”から、“スタスタ歩き”に移行してもらうにはまず、「体を起こす」「腕をしっかり振る」という2つの動作が欠かせません。

リズミカルな歩行ができるようになるので、音楽を聴きながら歩くのもよいでしょう。

また、号令をかけながら歩くのも効果的です。


【情報提供元】

目的・シーン別レク・アクティビティ

https://dayshop.biz/

日本ケアレク研修大会2024

https://tsuusho.com/care_rec

学べる研修一覧

本当の自立支援
A1見学会
ケアレク
計画書
介護技術
管理者・リーダーのトラブルマネジメント
リハ技術
実践!認知症ケア研修会
スタッフマネジメント
セミナー動画配信
ケアマネオンラインセミナー
【オンライン】環境づくり
【オンライン】リハビリ90講座
大会DVD

おススメのサイト一覧

ページトップ ▲