本人中心の視点
認知症のケア分野で高い注目を浴びている「パーソンセンタードケア」ですが、本来は保健・医療・介護・福祉とは、その人を支えていくことから始まったものであり「その人を中心として」ということを言葉にするまでも無いことです。
いつの間にか本人が置き去りにされ、本人以外のものが中心になった結果だと思われます。
「本人」の代わりに中心の座を占めるようになったものに「職員」「プログラム」「施設」があります。
職員が中心となったケア、プログラムが中心となったケア、施設が中心となったケアです。
「1人の職員で多数の利用者のレクをどうこなすか」という職員を中心にした視点で考えられ屋内集団活動、効率的な集団入浴などや1日のプログラムに利用者を強制的に当てはめていくプログラム中心のケア、施設の体面を第一としたケアや事故予防に名を借りた身体拘束などたくさんの例を挙げることが出来ます。
最近は「家庭的な生活が大切」「ゆったりとした生活が大切」という名の下に調理と買い物のほか何もせず、「いい介護を提供している」と思い込んでいる施設も増えています。
これも職員中心ケアの派生と言えるでしょう。
【情報提供元】
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