地域貢献し、街づくりの拠点となるデイへ
施設紹介:デイサービスアルゴ参番館(東京都)
東久留米市にある「デイサービスアルゴ参番館(以下、アルゴ)」は、2018年2月に滝山団地内(人口約6千人高齢化率50%超)の商店街の一角に、地域密着型デイサービスとしてオープンしました。
「あなたらしく、わたしらしく生きていく、みんなの街づくり」という法人の理念の下、目の前のご利用者にサービス提供をするだけではなく、「地域にとってデイが身近で当たり前な存在となる」ことを目指し、さまざまな工夫をしています。
地域密着型としての役割を考え、取り組む
「デイがご利用者にだけサービスを提供していても、地域とのつながりは生まれません。地域密着型として『地域とともに』が求められる中、私たちのデイとその考え方や取り組みを知ってもらうことで、地域にとって身近な存在になれるのだと思います」と代表取締役の赤星さん。
デイとカフェを併設し「デイを知る」きっかけを作る
開設当時は商店街に喫茶店もなく、地域の人々が気軽に立ち寄れる場所がなかったため、デイと同空間内で敷地を分け、カフェの営業(月~金曜日の9:00~16:30)を始めました。
コーヒー1杯100円、カレー300円など格安で提供し、ほかにも東久留米市産の小麦を使ったかりんとうなど、地元の食材をなるべく使うような工夫もしています。
デイにカフェの併設を申請する際には、「仕切りがなくてはダメだ」と反対されましたが、「要介護者と地域住民の間に線を引くのはおかしい」と思いを伝えていくことで、最終的には「提供時間に行き来がなければ」という条件で許可が出ました。
保健所の飲食店の許認可を取得するのは大変でしたが、設備を整えてスムーズに進めることができました。
行き来できてもできなくても、カフェを運営することで地域住民の方がアルゴを知るきっかけになり、スタッフと知り合うことで、「デイを利用したい」という問い合わせが多くあるようです。
【情報提供元】
月刊デイ
【学ぶ】
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