「第22回日本通所ケア研究大会(合同開催)第19回認知症ケア研修会in福山」シンポジウム【1】「黒字デイはどう運営しているか」にて登壇してくださる株式会社隣家の西野氏に日本通所ケア研究会事務局の小川がインタビュー。
中小介護事業所におけるデイ運営のヒントを深掘りしました。
■西野 裕哉 氏
・株式会社隣家 代表取締役
1999年3月に東京福祉専門学校を卒業。
同年4月に都内の介護老人保健施設へ入職し、8年間介護職として勤務。
施設介護での弊害を感じ、入職後2年目には独立を考え始める。独立にあたり在宅介護の現状を知る必要性があると感じ、ケアマネジャーの資格を取得し転職。同職は肌に合わない(ケアマネとして介入できないとこが多くもどかしさを感じてしまい、やはり現場が良い!)と感じ、同法人のデイサービスに異動し5年勤務。
2013年5月に埼玉県新座市にて株式会社隣家を設立、同年9月にデイサービス隣家を開業。
開業当初は家事と木工作業の2本柱で活動していたが、認知症の方の地域トラブルがきっかけで認知症についての理解を広げる活動に取り組み始める。
認知症の方と地域の方々が「日常的」に「直接的」な関わりをもてるよう、またメンバーは社会参加の機会確保や役割意識の創出、多世代交流、地域の方々と顔の見える関係性づくり等を目的に、活動の幅を広げている。
新座市内の大学(十文字学園女子大学・立教大学)では年に数回、ゲストスピーカーとして認知症について講義をしている。また新座市からの依頼でACP普及啓発の活動や、認知症初期集中支援チーム員としての活動にも参加。2024年デイサービス5選を受賞。
【取り組み内容】
[1]スターバックスでのお掃除ボランティア(報酬にコーヒーをご馳走していただけます)
[2]畑仕事(土づくりから種蒔き、育てた野菜を収穫するまでメンバーと一緒に取り組んでいます)
[3]ペットフードの製造・販売(フードロスの解消・高齢者の生き甲斐創出・地域内経済循環の促進)
[4]子どもの居場所づくり(デイサービス隣家メンバーも参加できることでの多世代交流)
[5]地域子育て支援センターへの訪問(子どもや子育て世代との多世代交流)
[6]地域のゴミ拾い(地域住民との顔の見える関係性づくり)
【動画】
【情報提供元】
[第22回日本通所ケア研究大会(合同開催)第19回認知症ケア研修会in福山]
https://tsuusho.com/conference/