ICFとは
ICFとは、2001年にWHO(世界保健機関)が提唱した、国際生活機能分類(International Classification of Functioning,Disability and Health)の略称です。
ICFは、健康・不健康や障がいのあるなしにかかわらず、すべての人に使用できます。
ICFは、分類健康情報のコード化や各種研究ツール、政策ツールなど、さまざまな目的で使用されています。
ICFでは、人間の健康や安寧の状態を左右する要素として、心身機能や活動、参加、環境因子、個人因子が挙げられています。
そして、これらは相互的、複合的、総合的に影響し合っています。
また、ICFでは、心身機能・身体構造、活動、参加をまとめた「生活機能」という概念も提示しています。
ICFの概念に基づいた「している・していない」、「できる・できない」のチェック
リハビリ介護では、実際の生活でしているかどうかを重視するため、アセスメントの際、ICFの各項目について、実際の生活の中でしているかどうかをチェックし、していない場合、「できる能力はあるがしていない」のか、「する能力がなくてできない」のかを確認します。
各要素の関連について
心身機能・身体構造のできる・できないを正確に調査・把握し「食事介助があれば外食することができる」ということが明らかになった場合、日中はパーソナルサポーター(個人向けヘルパー)を活用し、食事の訓練を行いながら、月に1回は外食を行うことができるように支援し、本人の願いを少しでも叶えられる方向へと導きます。
【情報提供元】
管理者&リーダー「だよりね」
【学ぶ】
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