多職種で連携しながら在宅療養支援機能を意識したサービスを展開
施設紹介:介護老人保健施設萩の里(静岡県)
静岡市にある「介護老人保健施設萩の里通所リハビリテーション(以下、萩の里)」は、「生活すべてがリハビリにつながる」という考えのもと、リハビリ専門職・介護職員・看護職員が連携しながらご利用者の在宅生活維持に向けた支援を行っています。
ご利用者の希望を聞き、実際に「やってみる」
「専門職がリハビリにかかわる時間はそれほど長くありません。
だからこそ、館内での歩行も含め、すべてがリハビリにつながるという意識で取り組んでいます」と話すのは介護主任の鈴木さん。
介護職でも、ただ介助するのではなく、動作手順に即した声かけを工夫するなどして、ご利用者の自主性を高められるようにしています。
また、ご利用者の目標や希望に合わせ、できるだけ実際に“やってみる”という姿勢を大切にし、実践的な訓練に取り組むなど、活動・参加へ焦点を当てた活動にも力を入れています。
例えば、「バスで買い物に行けるようになりたい」という目標を持った方には、段差昇降や屋外歩行訓練、支払いのシミュレーションなどを行った後、実際にバスに乗って市街地まで行く練習を行いました。
屋外訓練場で効率的に歩行訓練を実施
萩の里には、ご利用者の目標に合わせ、より効率的に歩行訓練を行うための屋外訓練場があります。
「リハビリ道場」と名付けられた約900㎡の歩行訓練場は、1周100mのトラック、高さが3種類ある階段、砂利道などの不整地、歩幅が確認できる区間、横断歩道と同じ長さの区間、ペダルこぎ器具などがあり、一つの場所でさまざまな訓練を行うことができます。
「リハビリ道場」では、ご利用者の訓練だけでなく、年に2回、地域の方に向け、交流や予防を目的とした体力測定会を開催しています(現在はコロナ禍で中止:月刊デイ2022年6月号発売時点)。
【情報提供元】
月刊デイ
【学ぶ】
■【2021年12月31日(金)迄期間限定配信】第20回日本通所ケア研究大会(合同開催)第17回認知症ケア研修会in福山
https://tsuusho.com/conference/
■デイの基準と運営指導・監査対応セミナー
■認知症ご利用者の生活行為向上のためのリハビリアプローチ
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■リハ職・機能訓練指導員が実践するべきトレーニング・評価・実技セミナー
■介護制度と報酬改定への対策&デイサービス見学会
https://www.tsuusho.com/ds_tour
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