東京商工リサーチは2022年1月~9月の老人福祉、老人介護事業の倒産が100件と過去最高を記録したと発表しました。
倒産原因は新型コロナウイルス感染症による社会状況の影響によるものが43件と多くなっています。
機能訓練型デイサービスを運営していた株式会社ステップぱーとなー(東京都台東区)は、コロナによる利用控えの影響で介護報酬が落ち込み、グループを含め17社が倒産したと発表しています。
月刊デイ編集長/日本通所ケア研究会会長:妹尾弘幸の雑感
介護は3%程度の収支差確保を前提に2年前に介護報酬が設定されました。
報酬改定から、消費者物価や最低賃金は3%以上上昇しています。
(平成28年から最低賃金の1年間の上昇率は3%以上が続いています…例外的に令和2年は新型コロナウイルス感染症の影響で低かったですが。)
3%の収益は、週に100人通所していた利用者が、3人利用控えをするだけで赤字になります。
【情報提供元】
リリース記事
https://release.nikkei.co.jp/attach/641701/01_202210071518.pdf
デイの管理者&リーダー「だよりね」
【学ぶ】
■第20回日本通所ケア研究大会(合同開催)第17回認知症ケア研修会in福山
https://tsuusho.com/conference/