① 変化が把握しやすい方法・内容にする
変化・効果を把握することも評価の目的なので、変化が細かく把握できるものが望ましい。
→要介護度よりも、BI・FIMの方が変化を把握しやすい。
→BI・FIMよりも目的となるADLの工程を細分化し、それぞれの介助量を記載する評価の方が変化を把握しやすい。
② 自分たちで作ってよい
BI、FIM、MMSE、BBSなど、必ずしも標準化された評価方法でなくても良い。
利用者が理解しやすいものが望ましい。
③ 個々の状態に合わせる
症状、残存機能、生活環境、生活歴、今後の人生など、すべてのことが一人ひとり異なり、目標も異なるため、必要な情報、評価内容は各人の状態に合わせるのが普通。
④ 目標・目的に関する評価は必須
ケアプランで必要なのは「目標と目標を達成するためにすること」。
したがって目標に直結する事項については必ず評価しておかなければならない。
⑤ 無駄な評価はしない(すべての評価は、リスク・手間が伴う)
すべての評価には、何らかのリスクが発生する。
また、手間がかかるため、相手の貴重な人生の時間を消費しないためにも無駄な評価は避ける。
⑥ できるだけ同じ環境下で実施する
変化・効果を把握するのが評価の目的の一つであるため、評価結果の比較を可能にするために、評価環境は同一が望ましい。
⑦ 正しく評価できる能力をもつ
評価が正しくないと、それ以降の流れを誤った方向に導いてしまう。
⑧ 効果が出るものを評価する
可能であれば、効果が出るものを評価し、利用者に効果を伝えることが望ましい。
⑨ 評価結果の伝え方には注意が必要(価値観の植え付けにつながる)
評価そのもの、また、結果の伝達表現は、価値観の植え付けにつながるので注意が必要。
例)「おむつが取れて素晴らしい、すごい人だ」
→「おむつが必要になるのはダメなこと、ダメな人間だ」という価値観も同時に伝えてしまう危険性がある
⑩ 多面的に評価する(身体機能ばかり評価しない)
身体機能には、必ずピークがあり、それ以後は低下する一方であるが、精神面・心理面などは亡くなる直前まで改善し得るものである。
【情報提供元】
■自立支援のケアとリハビリ
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■令和3年デイ運営
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■認知症のひとへの生活行為向上リハ・楽しみと脳トレの活動の工夫
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■口腔・嚥下訓練と口腔ケア
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■シーティング
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