心地よい入浴環境を整える
入浴する環境が心地よくないと、入浴の自立への意欲も高まりません。
入浴時は、脱衣室の室温が22〜25℃、浴室が25℃前後、湯温は38〜40度程度に設定しましょう。
(本人の好みなどによって設定温度は上下しますが、血圧変動を避ける点から考えると、上記のような温度になります)
■お風呂の環境
<基本>
【1】清潔、綺麗に
バケツ、雑巾などの風呂掃除の道具は見えないところへ置く
【2】室温注意
暑すぎず、寒すぎず、脱衣室は22~25℃程度に設定する
【3】湯温
少し低めの湯温[38〜40℃くらい](熱すぎず、ぬるすぎず)にする。
<レベルアップ>
【1】転倒防止
泡・洗剤・石けん残り、ぬめり、水などを除去する
【2】適温に(床・壁・椅子など)
冬季は、床や壁などが冷えるため暖める
(特に一人目の方、肌が接触する可能性があるところ)
【3】足底が床に着くイス
イスの高さは足底が床に着く高さ
<さらにレベルアップ>
【1】多種類のソープ
弱酸性、固形、液体などをいろいろと準備する
【2】シャワーヘッド
マイクロバブルなど、心地よく感じるものを準備する
【3】バスタオル
拭き心地が良く、洗いやすいものを準備する
自宅に近い浴室環境を設定する
入浴介助加算の算定にあたっては、デイや施設の浴室を福祉用具などを使って自宅の環境に近づけることが必要です。
<入浴介助加算(Ⅱ)の算定ポイント>
・利用者それぞれの自宅浴室等に近づけた環境を作る
・自宅の環境に近い浴室で、入浴介助などを行う
※自宅に浴室がない場合など、近い環境を設定できない場合は、利用者の意向(どの部分の自立を目指すかなど)に応じて浴室環境を設定します
入浴介助加算では、計画に基づいて、デイで個浴または自宅の浴室に近い環境で入浴介助を受け、自宅では、利用者自身または家族等の介助で自宅入浴できるような入浴介助をすることが求められています。
現在、自宅で全く入浴していない方が、すぐに自宅で、自分一人または介助で入浴できるようになることは難しいので、少しずつ介助量を減らしていけるように、または家族が介助しやすくなるように、デイで自立に向けた入浴介助をすることが大切です。
■ご利用者の課題に合わせたさまざまな浴室環境の例
・一般用のユニットバス
・ホテル形式のユニットバス
・中重度者向けの特注浴槽(仕切り板や手すりなどが取り付けられる)
・両側から介助可能な浴槽の設置 など
【情報提供元】
令和3年度新設新入浴加算対応!!自立支援の入浴ケア・訓練
https://dayshop.biz/item/detail/nyuyoku.html
デイの管理者&リーダー「だよりね」
【学ぶ】
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