2024年度の都道府県別最低賃金が2024年8月29日に出揃いました。
他県との競争が激化
各県で人材確保のため、全国最低賃金を避ける動きや隣県よりも高く設定する動きが激化しつつあります。
昨年、全国最低だった岩手県は、金額の決定時期を遅らせることで、隣県の秋田県より1円高い952円とし、「最低賃金の最下位県」を脱出しました。
来年は、各県の駆け引きがより激化しそうです。
徳島県で介護事業所の「閉鎖」「倒産」増か
84円もの増額となり、徳島県内の介護事業者は驚愕していることだと思います。
最低賃金で1日4時間勤務の職員が4人いると、1日1,344円の賃金増となり、週6日営業の場合、年間(52週)で計算してみると約420,000円の負担増(賃金のみ)となります。
1,344円×6日×52週=419,328円
当然、最低賃金の上昇に伴い、他の職種の賃金も上げざるを得ず、全体としては大きな負担増となるでしょう。
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