加算の性質
「加算」とは国が余計にお金を払ってでも、推進したいと考えていることです。
加えて、きちんとした根拠がないものにお金は出せませんから、基本的に「加算」とは自立に資することで、エビデンスがあるものになります。
加算=自立に資する「科学的根拠」のある行為
ケアマネジャーに求められていることは「自立支援のケアプラン作成」です。
したがって自立支援のケアプランを作成するのであれば、積極的に加算項目をプランに入れなければいけないということになります。
加算の種類
加算には以下の3種類があり、時代と共に体制加算から効果加算への移行が強まっています。
【1】体制(ストラクチャー)加算
→サービスを提供するために必要な人員配置等(人の加配等)
・介護保険制度創設時から導入されている
・成果にとらわれず、かけた手間や体制等を客観的に評価できる
・事業者は手間をかけること自体が評価されるため、サービス提供方法を効率的にするインセンティブや、利用者の状態改善等の効果をあげようとするインセンティブが働きにくい
【2】実施(プロセス)加算
→サービスの内容等(要介護度別の基本報酬、訓練等の実施、計画書の作成等)
・介護保険制度創設時から導入されている
・成果にとらわれず、かけた手間や体制等を客観的に評価できる
・事業者は手間をかけること自体が評価されるため、サービス提供方法を効率的にするインセンティブや、利用者の状態改善等の効果をあげようとするインセンティブが働きにくい
【3】効果(アウトカム)加算
→サービスによりもたらされた利用者の状態変化等(在宅復帰等)
・平成18年度に介護予防サービスにおいて初めて導入され、アウトカム評価が可能なものについては、加算の見直し・拡充等により、順次導入が進められている
・より効果的・効率的な介護サービスの提供に向けた取組を促すには、利用者の状態改善等のアウトカム(結果)の観点からの評価を活用することが適していると考えられる
・事業者がアウトカムの改善が見込まれる高齢者を選別する等、いわゆるクリームスキミングが起こる可能性がある
・LIFEで収集した情報等を活用し、介護の取組とアウトカムの関連等について分析を行い、エビデンスの集積を進める必要がある
【学ぶ】
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■自立支援のデイづくりセミナー
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■デイの管理者養成講座&運営改善講座
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■介護現場で働く職員が知っておくべき高齢者の方へ必要な医療知識
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■日常生活動作から見直す!じりつ・認知症ケアに必要な介護技術
■介護現場で働く職員が知っておくべきポジショニング技術入門
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■リハ職・介護職が知っておくべき起居動作分析と機能訓練・介助場面で使える誘導技術
■ご利用者の生活動作・行為向上のためのリハビリアプローチ
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■2024年診療報酬・介護報酬同時改定に向けたリハビリ施設がすべきマネジメント
■認知症ケアで大事なことまるわかりセミナー
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■【オンライン配信】人材不足と職員確保・定着
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■【オンライン配信】「訪問+通所の新サービス」&「地域ケアステーション」
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■【オンライン配信】2024年介護報酬改定の影響と対応
https://tsuusho.com/special_ondemand
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