口は「食べる、話す」などの重要な役割を担う器官であり、口の健康は全身の健康につながっています。
老化や病気の後遺症などで口腔の機能が損なわれると、嚥下や誤嚥性肺炎などのリスクが高まるだけでなく、食べたり話したりする行為が困難となり、生きる喜びを失ってしまいます。
口腔ケアを行うことで、摂食機能の維持・向上、虫歯・歯周病の予防、誤嚥性肺炎の予防、唾液分泌の促進、発語・発声によるコミュニケーション機能の維持・向上など、さまざまな効果が見込めます。
口腔ケアは、口腔内の歯や粘膜、舌などの汚れを取り除く「口腔清掃(器質的口腔ケア)」と、口腔機能の維持・向上を目的とした訓練を行う「口腔機能訓練(機能的口腔ケア)」に分けられており、この2つを組み合わせることでケアの効果がさらに高まります。
ご利用者の状態に合わせて、口腔機能向上のケアと訓練を行いましょう。
口腔ケアの大切さを伝え、自立に向けて訓練をしよう
口腔ケアを行う際は、できることは自分でやってもらうという視点が大切です。
虫歯や歯周病、口臭予防のためには、デイ利用中だけでなく、日常的な口腔ケアが欠かせません。
介助は必要最小限にし、ご利用者のレベルに合わせた適切な指導や訓練を行い、自宅でもケアができるように取り組みましょう。
「口腔ケア」に拒否がある方への対応
口腔ケアは、前準備がとても大切です。
他人に口の中を見せることに対して拒否感を持つのは当たり前です。
その方が受け入れやすいように、状況・状態に合わせて声を掛け、不安や恐怖を感じないよう、コミュニケーションを図りながら行います。
【情報提供元】
デイの管理者&リーダー「だよりね」
【学ぶ】
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