口には、「食べる」「呼吸する」「話す」「表情を作る」などの役割があります。
口腔機能が低下すると、これらが難しくなり、QOLの低下につながります。
また、口腔内には常に細菌がいますが、口腔内を清潔に保ち、細菌の数を減らすと、だ液を誤嚥した際の肺炎のリスクを抑えることができます。
QOLを維持し全身の健康を保つために、まずは基本的な口腔ケアに取り組みましょう。
口腔内全体の観察
歯茎
→腫れていないか、出血していないか
上あご
→痰や痰が固まったものが付いていないか
粘膜
→口内炎、口角炎などがないか、乾燥していないか
舌
→舌苔(舌の汚れ)が付いていないか
歯
→虫歯がないか、歯がグラグラしていないか、食べかすが残っていないか、汚れがたまりやすい場所にたまっていないか
入れ歯
→汚れていないか、歯・口の形に合っているか
汚れがたまりやすい場所
・前歯の裏側
・虫歯のあるところ
・歯と歯の間
・片側だけで噛む癖のある方の場合、噛まない方の歯
・歯と歯肉の境目
・歯と歯の隙間
・奥歯の奥
・片麻痺の方の場合、麻痺のある側の歯
・歯並びが不ぞろいなところ
・治療で金属を詰めたところ
【情報提供元】
■月刊デイVol.256
【学ぶ】
■生活期リハ施設がすべき2021年介護報酬改定への対応と医療・介護事業における感染症・災害・経済危機などを乗り越えるための組織づくり
https://www.tsuusho.com/revival_of_life
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