前頭側頭葉変性症では、性格変化、常同行動、反社会行動に注意
前頭側頭葉変性症は、脱抑制や判断力低下により、万引きなどの反社会行動で発見されることも多いようです。
また、同じ場所を同じ時間帯に毎日歩きまわる「周徊」などの「常同行動」もよく見られる症状の一つです。
視空間認知は保たれやすいため、周徊では、アルツハイマー型認知症の徘徊と異なり、自力で家や施設まで戻ってこられることも多いです。
この散歩時に植物の葉や花を摘む、カレンダーをめくる、同じ飲み物を飲む、物を並べるなど、人によってさまざまなこだわり行動が出ることもあります。
こだわり行動は、居住場所や活動場所が変化するとそれに伴って変化することが多いようです。
【前頭側頭葉変性症から生じる行動の例】
・万引き(本人には悪いことだという意識はない)
・周徊(同じ時間に同じ道順で歩き回る)
・人の頭をポンポンたたいていく
・プイっと立ち去る
【情報提供元】
デイの管理者&リーダー「だよりね」
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