各感覚機能の検査は集中が困難な方にとってストレスとなりやすいため、行動場面の観察で問題となりそうな感覚機能を絞ってから詳細な評価をするのも一つの方法です。
日常生活で観察される場面の例と介入のポイントは以下の通りです。
日常生活における感覚機能の観察・介入のポイント
■視覚
[日常生活で観察される場面の例]
・見慣れた顔を認識するまでに時間がかかるようになった
・車のブレーキペダルを踏むタイミングが遅くなった
[介入のポイント]
・周囲と区別しやすい配色で提示する
・対象物を目で確認できるよう適度に顔を動かす
■聴覚
[日常生活で観察される場面の例]
・集団レクの際に孤立することが多くなった
・電話での会話がかみ合わなくなってきた
[介入のポイント]
・ジェスチャーを活用して話す
・単文節の言葉で話し掛ける
・聞こえにくい音(パ・タ・カ・サ行)に配慮する
■味覚
[日常生活で観察される場面の例]
・食事の味付けが濃くなった
・食欲がなくなった
[介入のポイント]
・塩味と甘味以外の味付けの料理を促す
・唾液の分泌を促す運動や工夫をする
■体性感覚
[日常生活で観察される場面の例]
・不整地(布団の上など)に立つとふらついてしまう
・ポケットからお金を取り出すときに時間がかかる
[介入のポイント]
・視力に頼らず、手足で物を探す機会が多くなるため、探索しやすい素材(肌理、重さなど)を使用する
■平衡感覚
[日常生活で観察される場面の例]
・目を閉じると立っていられないほどふらつく
・姿勢が傾いていくことに気付かない
[介入のポイント]
・姿勢を変えるときは頭をゆっくり動かす
・ふらつきやすい姿勢や動きを知る
【情報提供元】
リハージュ
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