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排せつ動作の評価【排泄ケアの役立つポイント】

2024.06.27

「排せつ」は、日常生活の中で必ず行う、生きていく上で欠かせない行為です。

また、非常にプライベートな行為でもあり、適切な排せつケアを行うことは、ご利用者の尊厳を守ることにもつながります。

適切なケアを行うためには、ご利用者一人ひとりの状態・ニーズなどを把握し、どの行程にどのような介助が必要かを考えなくてはなりません。


評価する主な項目


■尿意・便意

本人が尿意・便意を自覚しているか、どのように表れるかを把握する必要があります。

[尿意・便意のサインの例]

・顔をしかめる

・ウロウロする

・おなかや股間を押さえる

・ソワソワして落ち着かない

・イライラしている


■排せつにかかわる動作

トイレへ移動し、排せつして後処理をし、手を洗うまでの一連の動作の中で、どの部分がどのように困難なのか、自分でできる部分はあるか、どこに介助が必要なのかなどを確認します。

麻痺や拘縮などにより、動作が難しくなっている場合もあるため、基本的な健康状態なども把握しておく必要があります。


■排せつの頻度

排尿・排便の記録を取り、医療専門職に相談しながら、正常な排せつができているかどうかを確認しましょう。

【排尿・排便の頻度の目安】

[排尿]

・4~7回/日…正常

・8回以上/日…頻尿

[排便]

・1~3回/日または3日に1回程度…正常

・4日以上排便がない…便秘


■習慣

一人ひとりに合わせたケアを行うためには、本人が慣れ親しんだやり方に合わせることも大切です。

トイレに行くタイミングやトイレットペーパーの取り方、お尻の拭き方など、その人のやり方を知っておきましょう。


【情報提供元】

月刊デイ

https://daybook.jp/day.html

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