暮らしの中での活動をリハビリに生かすデイサービス

2023.12.28

暮らしのデイサービスねっこ（以下、ねっこ）は、理学療法士でもある代表取締役の石本さんが「植物の根のように、普段は目に見えないけれど、その人の持つエネルギーの源である『ねっこ』の部分を大切に伸ばしていきたい」という思いで2022年10月に立ち上げたリハビリ特化型デイです。

機能的なプログラムだけでなく、昼食作りや農作業など、暮らしの中にある活動や地域とのコミュニケーションを通して、生活に根付いたリハビリを行っています。

少子高齢化が進む地域で開業したねっこは、「ご利用者・スタッフ・地域の方々一人ひとりが幸せに暮らせる社会」を目指し、ご利用者が安心して過ごせる「食」と「環境」を大切にしながら、さまざまな取り組みを行っています。

土足のまま利用できる広い土間は、外と部屋をつなぐ中間のスペースとして多目的な用途に使われています。

居心地の良い空間にするため、薪ストーブも設置しました。

一角には大きな流し台を設置し、ご利用者が農作物の下処理や漬物作りなどの作業に参加しやすい環境を整えています。

また、自然と人が集まる快適な土間がご利用者の『憩いの場』になるだけでなく、ご家族や地域の方など、来所者を出迎えるスペースとしても一役買っています。

廃材をストーブ用の薪として引き受けることで、地域の方の困りごとを解消しています。

ご利用者の一人は、祖父から習った方法で薪を手際よく積み上げながら、子どものころの思い出話をすることが楽しみの一つになっています。

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