政府は、2025年度に最低賃金を全国平均で時給1,000円以上に引き上げる目標を「新しい資本主義の実行計画」に盛り込む予定で調整しています。
【新しい資本主義の実行計画】
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/index.html
日本通所ケア研究会 会長:妹尾弘幸の雑感
2021年(令和3年度)の全国加重平均の最低賃金が930円で4年後に1,000円以上ということは4年間で7.0%のアップとなります。
平成27年~令和元年の4年間では12.5%アップしているので、十分実現は可能だと思います。
また、平成28年~令和3年では新型コロナウイルス感染症の影響が大きかった令和2年度を除くと、1年間で平均3.1%上昇しています。
最低賃金は、3年間で1割近く上昇しているにもかかわらず、介護報酬における単価は3年間変動ありません。
事業所に入ってくる収入は3年間変わらないわけですから、介護職の給料を最低賃金と同じ割合で上げるわけにはいきません。
このままでは、介護職は増やせないでしょう。
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