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現場でよくある勘違い…「個人」と「個別」の違い

2025.05.28

個別○○とは

例えばレクやリハ・活動の実施形態には、グループで行うものと各ご利用者が独立して行う個人のものがあります。
重要なのは、レクやリハ・活動を行う形態が「集団」なのか「個人」なのかではなく、ご利用者一人ひとりのニーズに沿った「個別の目的」「個別のプラン」に沿ったレクやリハ・活動が提供(=個別○○の実施)されていることです。
日常のある一場面だけを見て、「集団」か「個人」かに言及することは余り意味がありません。


集団○○…複数の参加者が共同・協力して1つまたは複数の活動を行うもの。


個人○○…1人で行う活動または、その活動の参加者が複数人いても、活動自体は各参加者が独立して行うもの


個別○○…アセスメントを基に個別のプランを立て、その計画の下に個人活動や集団活動を提供すること


個人活動と集団活動

個人活動には、個人の「好み」「能力」「都合」などを反映させやすく、集団活動はお互いが影響し合い、対人関係が豊かになるなどそれぞれに特徴やメリットがあります。
大切なのは、個人・集団それぞれの特徴をうまく活用することです。
介護の現場では、個人を生かすために、集団を利用する場面も数多くありますが、あくまでも私達の対象は「個人」ということを忘れずにケアを提供する必要があります。
特に施設では、集団に目がいきやすく個人に対する視点が忘れられやすいので、常に個人に対する視点を保つ意識が大切です。
一方、訪問などの在宅の現場では、個人に目が奪われ、仲間・集団という視点が失われがちになります。
「個人」も「集団」もそれぞれに良さがあり、一般の生活の中では、それぞれが補完し合って存在するものです。
片一方ばかりに目を奪われないように注意しましょう。

また、施設の特徴として、「施設=人が集う場所」が挙げられます。
せっかくの集いの場を利用しない手はありません。
あるご利用者の個性が浮き彫りになるのは、異なる個性のその他大勢がいるからです。
また、いろいろな人間関係の中で、その人らしい生活も形成されていきます。
ケアの対象は個人ですが、その個人を生き生きとさせるためにはグループの活用が必要です。
個人と集団、それぞれの良さを生かした「本人中心のケア」を提供しましょう。


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