私たちは、通所系サービスを中心に介護・看護に携わる方のワンランク上のスキルアップをお手伝いいたします

snsやYouTubeでも情報配信中
facebook
twitter
insta
youtube
メール会員登録

環境設定の工夫

2021.02.01

認知症高齢者の方にとって自宅と施設環境とのギャップは高齢者にとって適応が難しく、自分の居場所を見失い不安と混乱を招きます。

生活意欲や残存能力をも奪う結果となってしまうため、環境改善を行う必要があります。


在宅と施設の環境の違い

■物理的環境

<在宅>居室・トイレなどはなじみのある環境

<施設>巨大で複雑な環境

■社会的環境

<在宅>隣近所や地域とのかかわりが多い

<施設>施設内スタッフとご利用者のみ

■食事・入浴などの運営的環境

<在宅>比較的自由

<施設>すべてに制限がある


環境改善の流れ

(1)環境作りの目的を確認する

→キャプション評価法※を使用するために改善前の写真を撮り、どのような環境にするのか具体的に書き出す

<例>

・車イスでも動きやすい動線(機能的な能力への支援)

・テレビの位置の変更(環境における刺激)

・落ち着いて使ってもらえるトイレ(見当識への支援)


(2)新たな環境での暮らしやケアの目的を立てる

→集団的な暮らしから個々の意思を尊重した暮らしの実現

→個別のニーズと選択に応える

→トイレや共有スペースに落ち着いた環境を提供する


(3)環境設定後の共有スペース、トイレなどの活用や暮らしの変化について、情報を共有する

→環境設定後は、どのような変化があったのか「個々の意思の尊重」と「個別のニーズ」の項目に分けて、情報を集め、職員間で共有します。

→同時に環境設定により、残された課題がないかどうかも話し合います。


環境作りを行う上での注意点

一般的に環境作りを行うときには、まず「どのようにしていきたいか」や「考えられる効果は何か」などをしっかりとコンセプトを考える必要があります。

変更をした後に、ご利用者自身が感じること、ご家族などの第三者が感じること、自分たちが感じることを書き出して、自分たちがなぜこの環境作りに至ったのかをしっかりと明記することが重要です。

あくまでも、環境作りから生まれる効果をしっかりと意識して作り上げていくことが、相手を思う気持ちの具現化となります。

そして、さまざまな変化とともにまたその環境も変化をし続ける必要があり、そのためには常に現場とご利用者を見ていかなければなりません。


<環境づくりでよく出る問題>

・テレビの配置

・テーブルの配置

・トイレの環境など


【情報提供元】

■リハージュ

https://www.dayshop.biz/


【学ぶ】

■【2021年介護報酬改定・介護保険制度改正直前対応】地域包括ケア・包摂支援時代の通所系サービス生き残り戦略特別リレー講演

https://tsuusho.com/daysurvival

■実践!認知症ケア研修会2021

https://tsuusho.com/dementia

■事業所運営の課題解決に直結する! すぐに始める「強い組織」をつくるための立て直しセミナー

https://tsuusho.com/management2021

■新年度直前対応!デイ運営と事業展開3日間セミナー

https://tsuusho.com/management3days

■報酬改定対応!デイ加算算定のための評価・書類・記録・プログラムセミナー

https://tsuusho.com/valuation

■介護職・看護師・リハ職のための認知症ケア集中セミナー

https://tsuusho.com/concentrate

■【WEB同時配信】介護施設・事業所における新人職員と中途採用職員を即戦力にするためのセミナー

https://www.tsuusho.com/establishment/

学べる研修一覧

ケアレク
計画書
指導監査
介護技術
管理者・リーダーのトラブルマネジメント
リハ技術
実践!認知症ケア研修会
セミナー動画配信
ケアマネオンラインセミナー
【オンライン】環境づくり
【オンライン】リハビリ90講座
大会DVD

おススメのサイト一覧

ページトップ ▲