クリスティーン・ブライデン氏は、こんな言葉で表現しています。
「私たちは今、この瞬間を生きているのです」
「認知症の人から言葉は出てきません。表情などから、その人が何を言おうとしているのか、くみ取ってあげてください」
記憶障害が進行し、いろいろなことが分かりにくくなっている不安のさなかにいる人に対して、“優しく声を掛ける” ことはとても大切です。
しかしそれだけではなく、「その人の今の思い」を理解してかかわることも、同じくらい大事なのです。
それをご家族が知らずにいるのならば、その大切さを伝えるのは誰でもない、専門職であるあなた自身なのです。
認知症の人が不安にならず、安心できるようなケアを提供することが「その人らしさ」につながると言えます。
ブライデン氏は「その人の要望に沿って環境を改善する。それが私にとって理想的なケアです」というメッセージを私たちに伝えてくれました。
ここで言う環境とは、「物質的環境」および「人的環境」のことであり、改善とは「安心できるように整える」という意味ではないでしょうか?
だからこそ私たちは、認知症の人が安心して暮らせる理想のケアを目指すために、環境を整える必要があるのです。
私たち介護職は、認知症の人を取り巻く環境そのものです。
今、あなたの目の前にいる人に、「あなたと出会えてよかった」と思ってもらえるよう、これからも一緒に学んでいきましょう。
【情報提供元】
認知症なるほど事例集
https://dayshop.biz/item/detail/2160.html
【学ぶ】
■実践!認知症ケア研修会2023
■デイの基準と運営指導・監査対応セミナー
■認知症ご利用者の生活行為向上のためのリハビリアプローチ
https://tsuusho.com/livingfunction
■リハ職・機能訓練指導員が実践するべきトレーニング・評価・実技セミナー
■介護制度と報酬改定への対策&デイサービス見学会
https://www.tsuusho.com/ds_tour
■デイ運営特別セミナー
https://www.tsuusho.com/special
■【オンライン講座】PEAPに基づくご利用者を取り巻く施設環境づくり
https://tsuusho.com/lp_creating_an_environment