デイサービスくらすば(以下、くらすば)は、ご利用者の「暮らしをより良くする」ことを目的として、2022年に開設しました。
「くらすば」という事業所名には、ご利用者の暮らす場になってほしいという思いが込められています。
低下していく機能ばかりに目を向けるのではなく、暮らしの中でご本人が今持っている力を生かせる環境を整えることで、ご利用者の「より良い暮らし」をサポートしています。
ご利用者の「やりたい」に重点をおいた取り組み
くらすばでは、ご利用者の主体性を引き出すため「やってみようかな」と思ってもらえるようないくつかの活動を提案し、声かけを行っています。
繰り返し提案していく中で、ご利用者が「これはやってみたい」「やってみよう」と思える活動を見つけていきます。
「やってみよう」とご利用者が積極的に動くことで、ほかのご利用者も感化され、「自分も何かしたい」と自ら事業所の掃除を始めたり、庭仕事が好きな方が「デイの庭に花を植えたい」と自宅から種を持って来られることもあります。
くらすばが対応できることは基本的に受け入れ、その方の「やりたいこと」を尊重しています。
調理活動で体を動かし、自然とリハビリにつなげる
くらすばでは、スタッフ・ご利用者全員で昼食作りをしています。
調理過程を細分化することで、それぞれのご利用者ができる作業を提案しています。
「症状が進むと同じ作業でもだんだんとできなくなることがあります。その場合は、その人が今できることに合わせて声の掛け方を変えたり、別の作業を提案しています」と橋本さん。
調理活動では、「食材を取りに行く」「皿を運ぶ」などの動作で必ず歩くため、自然と歩行訓練につながっています。
また、「皿に手を伸ばす」「皿を遠くへ置く」ことで腕を伸ばす訓練になったり、調理の順番を考えることで脳の活性化にもつながっています。
スタッフがご利用者に「サラダを盛ってもらえませんか?」とお願いすると、「いいよ!じゃあ、あなたはトマトを添えてね」と、自然と隣の方へ声を掛けて作業を進めてくれることもあり、ご利用者同士のコミュニケーションの場にもなっています。
【情報提供元】
月刊デイ
デイサービスくらすば
【学ぶ】
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■【オンライン配信】個別機能訓練加算と入浴介助加算について
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■【オンライン配信】人材不足と職員確保・定着
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■【オンライン配信】「訪問+通所の新サービス」&「地域ケアステーション」
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■【オンライン配信】2024年介護報酬改定の影響と対応
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