見当識訓練のポイント は「自分を認識すること」が大切
見当識は、自分を取り巻く環境を理解したり、見当をつけたりする能力です。
見当識の3種は、いずれも「自分」がポイントとなります。
「時」
→自分の体内時計、生体リズム(概日リズム、概月リズムなど)が変調を来すと、昼夜逆転などが起こる
「場所」
→自分の現在地が分かることが、ほかの場所の位置を推測する基礎となる
(例:自分のいる位置が分からなければ、トイレがどこにあるのかは分からない など)
「人」
→「今の自分」を「今の自分」として認識することで、他者との関係性を正しく認識できる
(例:今の自分を80歳代ではなく20歳代と認識していると、孫を妻と思ったり、妻を知らない人と思い込んだりする)
時の見当識の訓練・リハビリ例
・いろいろな種類の時計を見て時刻を答える
・秒数を予測する
・時刻を書く
・止まった時計の時刻を合わせる
・季節を表す写真を選ぶ
・季節に合った服を選ぶ
・送迎時に日にちを確認する など
場所の見当識の訓練・リハビリ例
・自宅付近の写真を並べる
・衛星地図などを活用する
・鏡文字を読む(空間認知)
・実際に歩いた道のりを地図に記入
・地図の通りに歩く など
人の見当識の訓練・リハビリ例
・職員の顔と名前合わせ
・利用者の名前当て
・送迎表作り
・家族の写真で神経衰弱
・家族の声当て
・アルバムを見る など
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