記憶について
■記憶の過程
記憶の過程には、「記銘」→「保持」→「再生」があります。
(1)記銘
記銘とは、記憶する内容を頭に入れることです。
(コンピューターでいう「入力・インプット」に相当します)
(2)保持
保持とは、記憶する内容を正しく、ある一定期間保つことです。
(コンピューターでいう「保存・セーブ」に当たります)
(3)再生
再生とは、記憶している内容を正しく思い出すことです。
(コンピューターでいう「出力・アウトプット」に当たります)
記憶の分類
記憶を時間的要素から分類すると、1~2秒の短時間の記憶である「感覚記憶」、数分以下の「短期記憶」、1ヶ月程度以下の「中期記憶」、1ヶ月以上の「長期記憶」となります。
中長期記憶は言語化できない「非陳述記憶」と言語化できる「陳述記憶」に分けられ、非陳述記憶は、体で覚える「手続き記憶」と先行要素の影響をうけたり○○らしさを判別したりする「プライミング」に分けられます。
また、陳述記憶は、名詞や形容詞の意味を覚えておく「意味記憶」と、出来事・事象を記憶する「エピソード記憶」の2つに分類できます。
エピソード記憶は、過去に関する記憶の「回想記憶」と将来に関する「展望記憶」に分類でき、回想記憶と展望記憶には自分に関する「自伝的記憶」とその他の記憶に分けられます。
展望記憶[Prospective memory:PM]には、時間を基盤とする展望記憶「Time-based PM」と、出来事を基盤とする展望記憶「Ivent-based PM」の2種類があります。
【情報提供元】
実践 認知症ケア2
https://dayshop.biz/item/detail/2152.html
デイの管理者&リーダー「だよりね」
【学ぶ】
■デイの基準と指導・監査対応セミナー
https://www.tsuusho.com/standardr