アルツハイマー型認知症では、新しいことを覚える「短期記憶」や「記銘」が低下しやすいため、これらに対する訓練・リハビリを行うことが必要です。
認知症の記憶に関するアプローチとして、回想療法や回想活動がよく行われますが、これらは交流・コミュニケーションの促進や人生の振り返り(ライフレビュー)などの目的で実施されることが多く、記銘や短期記憶の訓練としては適切ではありません。
アルツハイマー型認知症で低下しやすい機能
[1]記憶の流れ(記銘→保存→再生)のうちの「記銘」
[2]短期記憶
[3]エピソード記憶
[4]展望記憶
短期記憶・記銘の訓練・リハビリ例
生活に直結した重要な事項や、いつまでも残しておきたい記憶の訓練を優先
・家族、スタッフ、ケアマネジャーなどに毎週はがきを書く
・住所・氏名を書く練習
・送迎時、タクシーのように「どこまでですか?」と尋ね、自宅の住所を答えてもらう
・住所をバラバラに書いたカードを並べ替え、自宅の住所を完成させる など
感覚×記憶の訓練
各感覚別に記憶の訓練を行うことも重要
・音(聴覚)の記憶訓練
・触覚の記憶訓練
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