感覚について
私たちは、光や色、音、温度、重力など、常にさまざまな感覚の刺激を受けています。
これらのさまざまな感覚刺激が、意識の維持や運動の発現の源になっています。
また、運動中も「感覚からのフィードバック」というシステムがあるがゆえに、より正確な運動が可能となります。
このように、運動・行為と感覚は切っても切れない関係にあります。
感覚は、目や耳、皮膚などにある感覚器から入り、色や形、音、接触などが知覚され、脳の連合野でそれが何であるか認知されます。
感覚は、認知機能とも切っても切れない関係にあります。
認知症になるとさまざまな感覚機能が低下することや、さまざまな感覚刺激が症状緩和に役立つことが分かっています。
認知症予防においても感覚に注目した活動が大切です。
■感覚の例
・触覚
・背中の圧覚
・触圧覚
・温覚
・冷覚
・振動覚
・運動覚
・視覚
・聴覚
・前庭覚
・嗅覚
・味覚
感覚の種類
感覚は、一般的に体性感覚、特殊感覚、内臓感覚に分類され、それぞれ以下のように分類できます。
感覚は、認知機能の基になり、意識レベルを保つさまざまな活動や行為を引き出すきっかけとなったり、運動を正しい方向に修正する情報源になるなどといった働きをします。
そして、加齢とともに機能低下を起こします。
つまり、感覚刺激の少ない環境下では、年齢を重ねるとともに認知症になりやすいと言われています。
【情報提供元】
実践 認知症ケア2
https://dayshop.biz/item/detail/2152.html
デイの管理者&リーダー「だよりね」
【学ぶ】