認知症の根本的な「治療薬」は現在のところ存在しません。
そのため、認知症に対する薬物療法は認知機能の増強によって中核症状の進行を遅らせる治療と、認知症の周辺症状をコントロールする治療のどちらかになります。
根治する「治療薬」がない以上、認知症において重要な治療法は「非薬物療法」です。
非薬物療法の目的
・脳を活性化させ、身体機能や認知機能を維持・向上する
・運動や作業、活動または周囲の環境整備によって本人の残存能力を引き出す
・プラスの感情(自分にできることがある、頼りにされているなど)を想起させることで精神的な安定をもたらす
・不安や抑うつ、混乱、不穏状態などの困難な状況を解消し、周囲との良好な関係づくりを助ける
・昼間の覚醒と夜間の睡眠サイクルを整え、健康的な心身の状態を保つ など
非薬物療法の種類
非薬物療法には「リハビリテーション」と「心理療法」があります。
非薬物療法に大切なのは、周辺症状(暴言・暴力や徘徊など)が現れてから対応する「対処的ケア」ではなく、もととなる中核症状の原因を突き止め、周辺症状へと発展させないように対策を講じる「根治ケア」です。
それには、本人が何を求めているのか、どんな症状に苦しんでいるのかを理解することが必要です。
しかし、認知症によって意思の表出が難しくなり、本人から直接ニーズを聞き出すことが不可能な場合も少なくありません。
その際に、できる限り本人に寄り添った理解の指標が役に立ちます。
【アセスメント】
■パーソン・センタード・ケア
■科学的根拠に基づいたケア
【心理療法】
■バリデーション
■タクティールⓇケア
■回想法
■音楽療法
■センス・コミュニケーション絵画療法Ⓡ
【リハビリテーション】
■認知症リハビリテーション
【情報提供元】
認知症ケア各種療法
https://dayshop.biz/item/detail/2174.html
【学ぶ】
■実践!認知症ケア研修会2023
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■【オンライン配信】2024年介護報酬改定の影響と対応
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