岡山県岡山市にあるデイサービスセンターどんぐりハウス(以下、どんぐりハウス)は、認知症ケアに特化した事業所として、裁縫などの手仕事を中心に日々の機能訓練を行っています。
要介護状態になっても暮らしやすい地域社会づくりを目指す岡山市の高齢者活躍推進事業『ハタラク※』のモデル事業所として、ご利用者が生きがいを持って地域の中で活躍しています。
※地元企業から依頼を受けた仕事を、ご利用者が行う取り組み
認知症の方のことを考え、たどり着いた地域の取り組み『ハタラク』
きっかけは、ご利用者の言葉
どんぐりハウスが『ハタラク』に取り組むことになったきっかけは、あるご利用者の「毎日デイに行って仕事(活動)をしているのに、どうして給料が出ないのか」という一言でした。
岡山市主催のセミナーで、ご利用者が仕事をする他事業所の取り組みを知った管理者の早見さんは、同じような活動を行うことでご利用者の気持ちが晴れ、認知症ケアにもつながるのではないかと考え、岡山市と共同して認知症の方が暮らしやすい地域づくり『ハタラク』の事業を進めていくことになりました。
『ハタラク』の活動に賛同してくれる地元の企業から受けた「仕事」をご利用者が行うことで、社会参加の機会をつくり、企業から報酬が受け取れることもあります。
どんぐりハウスは立ち上げ時から事業に携わり、現在もモデル事業所として地域全体でご利用者を支援するために活動しています。
『ハタラク』の活動例
●スーパーマーケットの敷地内の草取り
→店舗の敷地内に生えた草取りを行う。
→月2回(春・秋のみ)、1回につき30分で200円の報酬。
●チラシのポスティング
→企業のチラシを一般住宅の郵便受けに投函する。
→週1回、1〜2通ほど担当して、1通20円の報酬。
→散歩の好きな方が行う。
●縫製工場の内職
→冬用の手袋やネックウォーマーに付いたラベルの有無や数、ロット番号の確認、製品の袋詰めなどを行う。
→1日2時間(春・夏のみ)ほど行い、1枚1円の報酬。
●寺の庭掃除
→ご利用者が檀家として世話になっている寺の庭で落ち葉集めなどを行う。
→無償ボランティア。
【情報提供元】
月刊デイ
【学ぶ】
■第21回日本通所ケア研究大会(合同開催)第18回認知症ケア研修会in福山
https://tsuusho.com/conference/
■【市民公開講座】人生100年時代に知っておきたい「介護」「相続」「お金」のリアル
■【無料イントロダクションセミナー】予測と準備の重要性!介護現場に潜むリスク
■ケアマネオンラインセミナー~今後激変が予想されるケアマネジャーの役割どう変わる?どう対応する?~
https://tsuusho.com/caremanager
■看護職・機能訓練指導員・介護職のための個別機能訓練実技セミナー
https://tsuusho.com/kunren_jitsugi
■ありがとうグループホーム運営セミナー&見学会
https://www.tsuusho.com/gh_tour
■ご利用者の生活動作・行為向上のためのリハビリアプローチ
https://tsuusho.com/livingfunction
■認知症ケアで大事なことまるわかりセミナー
https://tsuusho.com/understanding
■ありがとうデイサービス見学会&10種セミナー
■2024年診療報酬・介護報酬同時改定に向けたリハビリ施設がすべきマネジメント
■総合リハビリケアセンターアクティブワン見学会&セミナー
■【オンライン配信】指導と監査
https://tsuusho.com/special_ondemand5
■【オンライン配信】個別機能訓練加算と入浴介助加算について
https://tsuusho.com/special_ondemand4
■【オンライン配信】人材不足と職員確保・定着
https://tsuusho.com/special_ondemand3
■【オンライン配信】「訪問+通所の新サービス」&「地域ケアステーション」
https://tsuusho.com/special_ondemand2
■【オンライン配信】2024年介護報酬改定の影響と対応
https://tsuusho.com/special_ondemand
■【オンライン講座】PEAPに基づくご利用者を取り巻く施設環境づくり
https://tsuusho.com/lp_creating_an_environment