稼働率が増えないのは"忙しい"からかも
通所介護の経営を安定させるためには、だいたいどの程度の稼働率が必要が知っていますか?
結論、通常規模型あれば「70%」以上が必要です。
独立行政法人福祉医療機構から出されたリサーチレポートによると
https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/190628_No002.pdf
稼働率70%以上でサービス活動増減差額比率が13.8%なのに対し、稼働率が64.1%だと△11.2%の赤字を計上してしまっていることが分かります。
また、稼働率が黒字事業所より低いのにも関わらず赤字事業所は人件費率が16.9%も高くなっていることが表から読み取れると思います。
事業の恒常性を維持するには、「経費支出」に対する必要な「売上」すなわち「損益分岐売上高」以上の売上を立てるか、売上高に対する経費支出を適正値に落として利益率を高める必要性が出てきます。
重要なのは「利益率」を上げることです。
ただ、この表を見ていて不可解なのは、同じ通常規模型で「稼働が低い」のにも関わらず「人件費」が大幅に高くなってしまっている点です。
なぜでしょうか?
大半の理由は「忙しい」から「人を入れて欲しい」 これが原因です。
ここでマネジメントが思考停止すると、売上高が停滞している状態で販管費だけが上がり、利益率が低下することで、赤字運営に陥ってしまう可能性が高まります。
忙しいのは
・人手不足が直接的な原因なのか?
・オペレーションにボトルネックがあるのか?
・レイバーコストの単価設定が高すぎることによる低配置が原因なのか?
単純な増員の実施だけでなく、思考を凝らし、上記3点については最低限考えたうえで管理する方が、恒常的な運営はしやすいと思います。
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