リハビリ施設の多くの場合、セラピストが利用者に個別にリハビリテーション(以下、リハビリ)を提供する時間は20分程度です。
ここで課題となるのは、「いかに利用者に自主的に運動してもらうか」ということです。
運動を提案してはみるものの、なかなか実施してもらえないことも多くあります。
そのとき、「意欲が低い」という理由で自主トレーニングなどを断念する場合もあります。
運動のきっかけをつくる3つのポイント
[ポイント1]
運動できる状態かを確認する
意欲が低いと思える利用者には、さまざまな背景が潜んでいます。
例えば、便が出なくてしんどい、夜眠れない、ご飯がおいしくないなどです。
さまざまな専門職と相談しながら問題を解決し、本人を運動できる状態にすることが先決です。
[ポイント2]
その方の好みを知る
例えば「膝を伸ばす運動をしてほしい」と考えたときに、機械や道具を使ったほうがいいのか、集団がいいのか、一人がいいのか、家族と一緒がよいのかなど、その方に合わせた好みを特定することが大切です。
[ポイント3]
環境を設定する
自分の部屋やフロアで、一人で運動してもらうには限度があり、積極的に運動していただくには、環境づくりが重要になります。
ポイントは、「同じように運動をしている人が周りにいる」「すぐ相談できる専門家がいる」などです。
【情報提供元】
リハージュ
【学ぶ】
■要支援者・予防事業への対応と生活機能向上グループ活動加算算定セミナー
https://tsuusho.com/supportrequired
■通所リハ運営向上セミナー
■認知症の方の総合的転倒予防セミナー
https://tsuusho.com/fall_prevention
■ケアマネオンラインセミナー~今後激変が予想されるケアマネジャーの役割どう変わる?どう対応する?~
https://tsuusho.com/caremanager
■【オンライン講座】PEAPに基づくご利用者を取り巻く施設環境づくり
https://tsuusho.com/lp_creating_an_environment